御園かりん「お前の心を盗むのだ!」
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5: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2020/11/29(日) 17:39:59.15 ID:F2WpVU4e0

かりん「ええっ!? う、う〜ん・・・。嬉しいけど、なぎたんはせっかく毎日頑張ってお仕事してるのに、わたしなんかのためにお金を使わせちゃうのは良くないと思うの・・・」

十七夜「画伯は優しいな。そんなにも優しいといずれ悪意のある人間に騙されないか心配だ。自分が側に居て守ってやろう」

かりん「あははっ、なぎたん、冗談を言えるようになれたのはいいけど、それはちょっとわかりにくいの」

十七夜「そうか? それじゃあもっと画伯に教えを請わないといけないな」


 < なぎた〜ん! ちょっとこっち手伝ってー!


かりん「あっ、お店の人が呼んでるの。わたしたちはもう帰るから気にしないでお仕事がんばってなの」

十七夜「そうか。それじゃ自分が画伯を家まで送ろう」

かりん「ちょ、ちょっとなぎたん! 今のお話聞いてたのっ? なぎたんはお仕事に戻らないとっ」

十七夜「仕事より画伯の方が大事だ。今日はもうあがる。ということで店長、今日は失礼する」

店長「おネェさまよ! ・・・て、えっ、ちょ、なぎたん何言ってるの?! 見ての通りご主人様たちがたくさんいらっしゃってるんだから、今帰られたら困るわよ!」

十七夜「そんなのは知らない。画伯のために働くのが自分の使命だ」

店長「なに言ってるのよお! あなたはここに来るご主人様たちみんなのメイドさんでしょ〜っ!」

かりん「あわわ・・・なんか大変なことになっちゃった・・・」

十七夜「画伯は気にするな。さ、自分と一緒に帰ろう」

店長「なぎたん!」

かりん「えーと・・・えーと・・・。あぅぅ、や、やっぱり今帰るのやめるのっ・・・! わたしもうちょっとここにいるの!」

十七夜「そうか。では自分が相席させてもらう」

かりん「ち、違くて・・。なぎたんにはお仕事に戻って欲しいの・・・」

十七夜「もしかして自分は画伯に気を遣わせてしまったか? 自分はメイド失格だな・・・。画伯。正直に教えてくれ。画伯が望んでいることを自分はしたい」

かりん「え、ええ・・・? そ、それじゃあ、なぎたんがメイドさんとしてがんばってお仕事する姿が見たいの! 次のマンガのネタになりそうだから! これはわたしの取材なの!」

十七夜「そうか。それが画伯のためになるのならそうしよう」

かりん「ほっ・・・よかったぁ・・・。もう、なぎたん急にどうしちゃったんだろう・・・」

うい「・・・・・・・」

うい「かりんさん。十七夜さんは忙しいから邪魔にならないよう、もっとわたしとお話ししよう」

かりん「え? う、うーん・・・。なぎたんの取材をするって言っちゃったし・・・。よかったらういちゃんも一緒になぎたんの働く姿を観察するの」

うい「うん、わかった」






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