御園かりん「お前の心を盗むのだ!」
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42: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2020/11/29(日) 18:34:41.42 ID:F2WpVU4e0

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数日後 漫画研究部部室



やちよ「それで・・・」

やちよ「これはなにがどうなっているのかしら・・・?」



アリナ「ママ。今日のディナーはなんなワケ?」ギュゥ

かりん「えと・・・。ポトフだってお母さんは言っていたけど・・・」

アリナ「そ。ママの大好物だヨネ」ギュゥ

かりん「あ、アリナ先輩、今日もうちに泊まるの・・・?」

アリナ「何か問題があるワケ? ママのペアレンツにちゃんとチャージは払っているし、グランドマザーも喜んでいるワケ。ママも一晩中アリナから絵をティーチしてもらえるから良いことしかないヨネ」ギュゥ

かりん「そ、それはそうだけど・・・」



みふゆ「ワタシもアリナに聞いたんですが・・・言っていることが難解すぎてよく分からず・・・」

みふゆ「ワタシなりに精いっぱい解釈してはみました。入院しているときのアリナが『ラビリンスで迷ったら入り口に戻ってみればいい』と言っていたので・・・それは・・・その、つまり・・・」

みふゆ「人としての入り口とは赤ちゃんのことなので、赤ちゃんからやり直しているのかと・・・。かりんさんにママになってもらって・・・」

やちよ「はあ・・・? なんでそうなるのよ・・・思考がぶっ飛びすぎでしょ・・・。天才の考えることはよく分からないわ・・・」

みふゆ「そうなんです、天才ってよく分からないんです・・・。天才の面倒を毎日見ているワタシも大変ですから、かりんさんの今の気持ちはよく分かります・・・」



かりん「わたしはアリナ先輩のママじゃないの・・・。わたしまだ14歳なの・・・。アリナ先輩の方が年上なの・・・」

アリナ「ママ。おっぱい」グイ-ッ

かりん「ひゃああっ?!/// わたしの制服を捲り上げちゃダメなの!!///」

アリナ「ハァ・・・この子供向けのインナーはなんなワケ? アンダーウェアのセンスが無さ過ぎなんですケド」

かりん「余計なお世話なの・・・」

やちよ「それがいいんじゃない」

かりん「それよりこんなことしてないでアリナ先輩は絵を描くの! 一応美術部員なんだから!」

アリナ「裸婦なら描いたんですケド」ピラッ

かりん「ラフな絵? ・・・・ひゃああああ?!//// わたしがはだかんぼになってる絵なの!!/// 圧倒的な画力でなんてもの描いちゃってくれてるのーっ!? 全然ラフじゃないのーっ!!」

やちよ「その絵、いくらかしら?」

アリナ「バストは無ければ、ヒップも無い、身長もないし、おまけにくびれも無い。女性としての曲線も柔らかさもないプアボディなんですケド、プア過ぎて一周周って逆に魅力的だヨネ」

やちよ「分かるわ」

みふゆ「やっちゃんはちょっと黙っててください」



アリナ「さあっ、アリナにママの命の音を聞かせて。ママの命の暖かさを感じさせて」ギュッ

かりん「んっ、むっ・・・。あ、アリナ先輩・・・そんなにくっつかれたら絵が描きにくいの・・・」

アリナ「手貸して。これはこうしてこうすれば良くなるワケ」ニギ サラサラ

かりん「わぁ、本当なの。・・・て、これじゃわたしじゃなくてアリナ先輩が描いた絵になっちゃうのーっ!」

アリナ「アハッ。空っぽのアリナを、ママの命で満たしてヨネッ」



おわり




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