99: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/06(日) 16:40:03.14 ID:SFVSklzr0
 歩夢「嘘つき」 
  
 歩夢「じゃあ、なんで偽物のランジュの楽曲を作り上げて、ミアに渡したの?」 
  
 あなた「なっ――――――――」 
100: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/06(日) 16:40:52.46 ID:SFVSklzr0
  
 9/Archange with Wings of dark blue 
  
  
 しずく(風ではためくジャージが、夕暮れのオレンジの光に照らされて、闇色の羽をまき散らすようだった) 
101: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/06(日) 16:43:42.07 ID:SFVSklzr0
 あなた「お前は私の二か月をただのゴミにしやがった! 大切な、大切な大切な大切な人を傷つけるような事をしなければならなくなった! 手を伸ばすことも出来やしない! エマさんを泣かせた、歩夢ちゃんからステージを奪った、かすみちゃんに憎しみを抱かせた、彼方さんから時間を奪った、せつ菜ちゃんに――――――――」 
  
 果林「ゴミだなんて、そんな事ない! あなたはパワーアップしてたじゃない、確かに!」 
  
 あなた「二か月の時間をただクズにしていた! されていた! 私が”いらない”なら、私のこれまではゴミ以外でも何でもない! 私は二か月という無駄な時間を過ごす羽目になった!」 
102: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/06(日) 16:44:58.83 ID:SFVSklzr0
 あなた「私の何がわかる」 
  
 歩夢「あなたの事だから、わかるよ」 
  
 歩夢「その為にキラークイーンで、同好会の皆を…いや、虹ヶ咲学園を救済しなきゃって思った。だけど、それはうまくいかない」 
103: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/06(日) 16:45:48.84 ID:SFVSklzr0
 せつ菜「…!」ぞわり 
  
 せつ菜(それは狂気そのものの笑みだった) 
  
 せつ菜「あなたは……虹ヶ咲学園を救済する為っていう、大義名分を得てしまいました。学園の裏で動く人たちもランジュさんを煙たがってるところがありました。だから、余計にそれを実行する理由を得てしまいました」 
104: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/06(日) 16:46:21.92 ID:SFVSklzr0
 あなた「他の計画がだめでも、これだけだって充分出来る」ニヤァ 
  
 せつ菜「最後の爆弾…バイツァ・ダスト…! 何をたくらんで!」 
  
 あなた「キラークイーン最後の爆弾はまだ完成してないとはいえ、仕込まれてるよ。今、この場にね!」 
105: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/06(日) 16:47:39.62 ID:SFVSklzr0
 あなた「”ぶきみなわらいが あらわれた”」 
  
 カチッ 
  
 ランジュ「ひっ……いや、いやぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!!」 
106: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/06(日) 16:48:43.59 ID:SFVSklzr0
 愛(ここまで堕ちるものなのか) 
  
 愛(ううん、違う。ここまで突き落としてしまった) 
  
 愛(ツケを払え、そんなにこさんの言葉が空虚に響く) 
107: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/06(日) 16:49:56.16 ID:SFVSklzr0
 あなた「…………」 
  
 あなた「私は―――――――”いらない”のかな?」ぶる、ぶる 
  
 あなた「私がいなくたって、皆はスクールアイドルが出来るなら」 
108: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/06(日) 16:54:43.45 ID:SFVSklzr0
 歩夢「今だから言えるの」 
  
 歩夢「あなたが手を差し伸べてくれたから、ここに来た」 
  
 歩夢「今度は私が…いや」 
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