竈門炭治郎「義勇さんは、泣かないんですね」富岡義勇「俺は水柱だからな」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/20(日) 20:22:03.81 ID:oGbsfrUpO
「お前はそれでいい」

炭治郎のぶんも代金を払い、席を立つ。
堪えきれない涙を不甲斐なく思う後輩に説教する必要は感じなかった。水柱は俺だから。

「お前と俺は違う。お前はお前にしか出来ないことをしろ。俺は俺に出来ることをする」

炭治郎はきっと、いずれ柱となる。
俺の代わりではなく、俺とは違う柱に。
炎柱も炭治郎とそして妹のことを認めた。
蠱柱の胡蝶しのぶも、音柱の宇髄天元も、霞柱の時透無一郎も、恋柱の甘露寺蜜璃も、岩柱の悲鳴嶼行冥も炭治郎のことを認めた。

あとは風柱と蛇柱だが、彼らは俺から見ても気難しいので一筋縄ではいかないだろうが、炭治郎ならきっと仲良くなれるだろう。
根拠はない。しかし。

「はい、頑張ります!」

炭治郎は素直で、頑張り屋だから。
あの雪山で、俺に一矢報いた感性もある。
いずれ、全ての隊士に一目置かれる存在になると俺は信じてる。炎柱と同じく、信じる。

「義勇さん、どちらに行かれるんですか?」
「厠だ」

行き先を告げると、炭治郎は目を輝かせて。

「俺も是非お供させてください!!」

理解しかねる後輩の発言に、衝撃を受けた。


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