竈門炭治郎「義勇さんは、泣かないんですね」富岡義勇「俺は水柱だからな」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/20(日) 20:23:58.29 ID:oGbsfrUpO
「もしかして、義勇さんは仲間たちと連れションをした経験がないんですか?」
「連れ、ション……?」
「俺も隊士になってから善逸に教えて貰った作法なんですけどなかなか良いものですよ」

連れションが作法? 善逸とやらは馬鹿か?

「山の中だったらどこまで遠くに飛ばせることが出来るか競い合ったりも出来て……」
「やめろ!!」
「え? 義勇さん……?」

いけない。つい感情を発露してしまった。
己の修行不足を嘆きつつ、説教をする。
他ならぬ炭治郎だからこそ俺が正さねば。

「炭治郎、お前も水の呼吸の使い手ならば排尿で遊ぶことはやめろ。静かに用を足せ」
「やはり呼吸によって尿の飛び方が異なるんですね? うわ〜義勇さんの見たいなぁ!」

つい呼吸を引き合いに出したのが裏目に出てしまった。キラキラ輝く眼差しが眩しい。
期待されているのだろう。俺は水柱だから。

「義勇さんほどの水の使い手なら軌道も自由自在なんだろうなぁ。鬼だっておしっこをひっかけるだけで倒せるんですよね!?」
「い、いや……」
「すごいなぁ。やっぱり凄いひとたちはもっとずっと先で戦ってるんだ……憧れるなぁ。俺も義勇さんみたくなれるかなぁ」

憧れられている。柱ならば、応えなければ。


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