10:名無しNIPPER[saga]
2021/01/13(水) 21:25:26.71 ID:PWbcHGAJ0
指揮官「なら、私から言おう。君は、私が何百と見た中で最も優れた構造体の一体であり、もっとも頼れる仲間だった。」
リーフの表情は、驚きと喜びが入り混じったものになった。そして、一抹の不安が影をよぎる。
指揮官「すこし、自信がないところもあったが、最近ではぜんぜん違うな。私が頼ってばかりだ」
指揮官「リーフ、この時代で、君と出会えたことを誇りに思ってる」
リーフは、手で顔を覆い隠し、肩で震えている。
リーフ「ぁ、わ、わたしは」
リーフ「【指揮官と組んで、良かったとは今は思いません】」
リーフ「どうしても、【指揮官が結婚することを祝福できません】」
リーフはそこまで言って、言葉を切った。
リーフ「ごめんなさい!こんなことを言うつもりじゃなかったんです」
リーフ「私は、私は、本当にこのチームが好きだったんです。本当にそれだけなんです」
リーフは、荷物を抱えてふらつく足で執務室を飛び出した。
私は、自分の判断の正しさを自問自答しなければならないようだ。
死ぬことより、辛いことはあると知ってしまったから。
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