【咲-Saki-】京太郎「たのしい宮永一家」【微安価】
1- 20
29:名無しNIPPER
2021/01/22(金) 07:49:39.42 ID:42+r1qCC0
おつおつー


30: ◆copBIXhjP6[sage]
2021/01/24(日) 04:20:53.70 ID:lISAVCs00
>>26 ですです

>>1の前作的な何か:
【咲安価】京太郎「清澄の探索者」【ADV】
ex14.vip2ch.com
以下略 AAS



31: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:22:38.32 ID:lISAVCs00
彼女が靴を脱ぐ音が聞こえる。立ち上がって式台を踏みしめる音が聞こえる。一歩二歩と、確かに彼女が近づいてくる音が聞こえる。
廊下とリビングを隔てるドアノブが捻られるのを目の当たりにして―――何故か身をこわばらせる私の心音が聞こえる。
扉が開かれるまでにその理由が見つかることはなかった。


以下略 AAS



32: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:23:34.06 ID:lISAVCs00
明「あっ、そうだ!お姉ちゃん」

照「なに?」

明「先月の雀聖戦おめでとう!!ネットで対局見てたけどすごかったね!!」
以下略 AAS



33: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:24:11.04 ID:lISAVCs00
照「京ちゃん大丈夫?」

京太郎「.........すみません、目が霞んで。明、目薬ってどこだっけ?」

明「目薬なら洗面台の鏡の裏に入ってるよ」
以下略 AAS



34: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:25:28.85 ID:lISAVCs00
――― 『宮永邸』 玄関


キョータローの運転で走ること数十分。見えてきた一軒家は表札に記された名字こそ同じものの、彼のそれと外見は全く異なる。
その玄関先に立つ老人はしばらく辺りをキョロキョロしていたが、こちらの車に気がついたらしく軽く手を振ってきた。
以下略 AAS



35: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:26:44.69 ID:lISAVCs00
――― 宮永家菩提寺 墓地


『観自在菩薩行深般若波羅蜜多時―――』

以下略 AAS



36: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:28:34.52 ID:lISAVCs00
日が傾いてきた。いくらコートを着込んでいるとはいえスカートでは足元が冷え込み、こういう時ばかりでは男が羨ましく思えてしまう。
テルが突然切り出したのはそういった背景もあって、そろそろ帰ろうかという雰囲気になった頃だった。

照「京ちゃん、話したいことがある」

以下略 AAS



37: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:29:59.14 ID:lISAVCs00
――― 長野県内 県道


明「淡さん」

以下略 AAS



38: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:32:10.19 ID:lISAVCs00
十二年前―――メイが母親を失った直後にはキョータローもずいぶん参った様子で、私とテルは残されたメイを何かと気にかけていた。
まだ小学生にもならないメイを助手席に乗せて大阪まで遊びに行ったのは、つい昨日のことにすら感じられる思い出だ。
しかし今私の横に座る少女はもう高校一年生、私と『彼女』が初めて会った時と同じ歳になっていた。

淡「ごめんね、私も全然わかんないや」
以下略 AAS



39: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:33:37.17 ID:lISAVCs00
こんな口から出任せを吐いたところで私の気は休まらない。
でもそんな本当の事をメイに言えるはずもなく、

淡「だから放っといて大丈夫だよ」

以下略 AAS



362Res/234.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice