3: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:46:39.44 ID:Uw1Hn3HT0
 〜〜 
  
 みのり「……遥ちゃん?あの、手が……」 
 遥「少しだけ、こうさせて」 
 みのり「え……」 
4: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:47:28.62 ID:Uw1Hn3HT0
 みのり「……うん」 
 みのり「あのね、遥ちゃん」 
 遥「……なに?」 
 みのり「私、多分そろそろ起きなきゃなんだよね」 
 遥「……」 
5: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:48:17.93 ID:Uw1Hn3HT0
 遥「みのり、目を覚まして?ここは夢じゃないから」 
 みのり「えっ?だって、あなたは私の夢に出てくる遥ちゃんで……」 
 遥「多分それ違うから、私は本物だから。しかもお昼休みはまだ半分以上あるからね」 
 みのり「えっ、えっ?今目の前にいるのが本物の遥ちゃんで、でもさっき遥ちゃんに告白されて……あれ?」 
 遥「みのり、落ち着いて。もう一回だけ言うから、私の話を聞いて」 
6: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:49:20.95 ID:Uw1Hn3HT0
 〜〜 
  
 遥「……とまぁ、こういう感じで」 
 愛莉「……は?」 
 愛莉「え、は?夢だと思われてたの?」 
7: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:49:47.27 ID:Uw1Hn3HT0
 愛莉「でも、確かにこのまま続けても可能性がないのは確かよね」 
 遥「う……」 
 愛莉「あぁ、違うわよ。アンタに可能性がないって話じゃなくて」 
 愛莉(そもそもみのりが選ぶのはどう考えても遥だと思うけれど) 
 遥「やり方を変えるってこと?」 
8: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:50:31.79 ID:Uw1Hn3HT0
 〜〜 
  
 遥「みのり」 
 みのり「あ、遥ちゃん!遥ちゃんもこれからお昼?」 
 遥「うん。みのりは?」 
9: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:51:27.49 ID:Uw1Hn3HT0
 みのり「へ……?」 
 遥「もう少しだけ、近付いてもいい?」 
 みのり「あ、ごめんね狭いよね。私はもう少し奥に……」 
 遥「ううん、みのりはそこにいて?……よ、っと」 
 みのり「は、遥ちゃんっ?ええと、その、あの……」 
10: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:52:16.56 ID:Uw1Hn3HT0
 〜〜 
  
 愛莉「あー……あったわね、そんなこと」 
 遥「もしかして愛莉、忘れてた?」 
 愛莉「……正直、忘れてた。あんまりにも……その、アレで、思い出したくなくて」 
11: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:53:32.14 ID:Uw1Hn3HT0
 愛莉「にしてもアンタ、結構攻めたわね……耳にキスって」 
 遥「告白も二回目だし、ほとんど衝動的にしてたけどね。……なにか拙かった?」 
 愛莉「いや、拙いってわけじゃないと思うけど……時間ある時でいいから、部位別のキスの意味とか調べておきなさい」 
 遥「……そんなのがあるんだ」 
 愛莉「結構有名な話よ?遥が意味を込めたかは別として、気にしてる人がそれなりに多いのは事実だから」 
12: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:54:14.90 ID:Uw1Hn3HT0
 愛莉「今のところ逃走か気絶。そういえば一回目は?」 
 遥「もしかして最近疲れてるの?って心配された」 
 愛莉「そりゃまた……まともに受け止めてないのは共通してるわね」 
 遥「まともに受け止めてないって……言い方が」 
 愛莉「事実でしょ?結局今のみのりにとって、遥は推し止まりってこと」 
13: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:55:31.91 ID:Uw1Hn3HT0
 〜〜 
  
 雫「なるほど、ね」 
 愛莉「雫はなにかいい案ない?」 
 雫「私?うーん……」 
63Res/49.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
書[5]
板[3] 1-[1] l20