9: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:51:27.49 ID:Uw1Hn3HT0
 みのり「へ……?」 
 遥「もう少しだけ、近付いてもいい?」 
 みのり「あ、ごめんね狭いよね。私はもう少し奥に……」 
 遥「ううん、みのりはそこにいて?……よ、っと」 
 みのり「は、遥ちゃんっ?ええと、その、あの……」 
10: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:52:16.56 ID:Uw1Hn3HT0
 〜〜 
  
 愛莉「あー……あったわね、そんなこと」 
 遥「もしかして愛莉、忘れてた?」 
 愛莉「……正直、忘れてた。あんまりにも……その、アレで、思い出したくなくて」 
11: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:53:32.14 ID:Uw1Hn3HT0
 愛莉「にしてもアンタ、結構攻めたわね……耳にキスって」 
 遥「告白も二回目だし、ほとんど衝動的にしてたけどね。……なにか拙かった?」 
 愛莉「いや、拙いってわけじゃないと思うけど……時間ある時でいいから、部位別のキスの意味とか調べておきなさい」 
 遥「……そんなのがあるんだ」 
 愛莉「結構有名な話よ?遥が意味を込めたかは別として、気にしてる人がそれなりに多いのは事実だから」 
12: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:54:14.90 ID:Uw1Hn3HT0
 愛莉「今のところ逃走か気絶。そういえば一回目は?」 
 遥「もしかして最近疲れてるの?って心配された」 
 愛莉「そりゃまた……まともに受け止めてないのは共通してるわね」 
 遥「まともに受け止めてないって……言い方が」 
 愛莉「事実でしょ?結局今のみのりにとって、遥は推し止まりってこと」 
13: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:55:31.91 ID:Uw1Hn3HT0
 〜〜 
  
 雫「なるほど、ね」 
 愛莉「雫はなにかいい案ない?」 
 雫「私?うーん……」 
14: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:56:07.31 ID:Uw1Hn3HT0
 みのり「遅れてごめんなさいっ!廊下で友達と話してて……」 
 雫「大丈夫よみのりちゃん、時計を見て?」 
 みのり「……あれ、時間通り?」 
 愛莉「落ち着きがないわねぇ。先に来た3人でちょっと話してただけよ」 
 みのり「3人で?何の話してたの?」 
15: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:56:39.86 ID:Uw1Hn3HT0
 みのり「聞き間違い……じゃないよね?今遥ちゃんが告白って……」 
 みのり「誰っ!?誰なんですかっ!?」 
 雫「……あら?」 
 愛莉「器用に自分だってことだけを聞き逃した上で詰め寄ってるわね……」 
  
16: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:57:08.67 ID:Uw1Hn3HT0
 みのり「〜〜っ!?!?!?」 
 雫「わ……」 
 愛莉「……練習終わる前に再起不能にするんじゃないわよ?」 
 遥「考えておく」 
 みのり「は、は、はる、はるっ、遥ちゃんっ、ががが」 
17: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:57:37.60 ID:Uw1Hn3HT0
 愛莉「1・2・3・4、5・6・7・8。ここで止めっ」 
 みのり「……っ。出来てたかな……?」 
 遥「大丈夫、振りは合ってたよ」 
 愛莉「一旦休憩ね。15分後に再開しましょ」 
  
18: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:58:43.09 ID:Uw1Hn3HT0
 遥「みのり」 
 みのり「ひゃぁっ!?……は、遥ちゃんっ?」 
 遥「もう、なんでそんなに驚くの……隣、座るね」 
 みのり「あっ、うん、今避けるから……どうぞっ……」 
 遥「……それ以上端には寄れないんじゃない?」 
19: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2021/01/27(水) 20:59:18.06 ID:Uw1Hn3HT0
 愛莉「あ、遥。戻ってきたのね」 
 遥「愛莉、私にもそれ見せて」 
 愛莉「いいわよー。しっかしあのみのりの顔、アンタ何やったの?」 
 遥「んー……実験?」 
 愛莉「ホントに何やったのか分からないのが恐ろしいわね……ま、頑張りなさい」 
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