13: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 05:51:31.46 ID:DzFr0Srp0
妹「へー、姫様が同じ大学に」
男「いいじゃねぇか。人魚って隠しながら生活してる先輩がいて。いろいろためになる話とかしてくれるかもしれねぇな」
妹「そういうのあったらちゃんと教えてね。私もまだ手探りだから」
14: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 05:52:26.22 ID:DzFr0Srp0
人魚「一応部活には入ってなかったってことにしましたけど、私高校落ちたなんて言えません・・・・・・・」
妹「あ、お姉ちゃんの学部ってお姉ちゃんが入りたかったお嬢様学校から来てる生徒も多いらしいよ」
人魚「どうしましょう男さん。私、大学生活を嫉妬と憎悪と劣等感に苛まれながら過ごすことになるかもしれません」
15: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 05:54:22.37 ID:DzFr0Srp0
―大学―
人魚（結局、姫様や姫友さんと同じ部活に入ることになりました。天文部だそうです）
姫「つい引っ張ってきちゃったけど、大丈夫ですか？」
16: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:00:22.54 ID:DzFr0Srp0
「あ、私は特にグッズとかはないのでサインぐらいは・・・・・・」
人魚「あ、ダンス配信の人！」
姫「ホム娘先輩のサインは求めてないので結構です」
17: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:01:11.97 ID:DzFr0Srp0
―自宅―
人魚「うわーん！男さんー！聞いてくださいー！」
妹「おかえりー。お義兄さんはまだ帰ってないよ」ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ
18: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:02:22.61 ID:DzFr0Srp0
男「ただいまー」
妹「おかえりなさい。お仕事お疲れ様です。男さんは酢豚のパイナップル抜きますか？」
男「あ、いや俺はそのままでいいよ」
19: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:03:45.75 ID:DzFr0Srp0
人魚「火が、火が恐いんですよぅ・・・・・・魚類的に火は本能で避けてしまうんです・・・・・・」
男「妹ちゃんがこんだけつかってるのに？」
妹「私はおねえちゃんと違ってドルフィンマーメイドって種族なんです。下半身がイルカなので上も下も哺乳類ですね」
20: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:04:53.01 ID:DzFr0Srp0
妹「お姉ちゃんちゃんと魔法解いて海水でケアしてる？」
人魚「え、なにそれ」
妹「月に一回ぐらいは人化の魔法を解いて、ついでに海洋性の人魚は海水に尻尾を浸けないと陸の重力に負けて骨格が歪んじゃうんだよ」
21: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:05:32.11 ID:DzFr0Srp0
人魚「あ、そうそう。明日は新入生歓迎会があるので帰りは遅くなります」
妹「晩御飯はいらない？」
人魚「うん、食べてくる」
22: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:07:20.38 ID:DzFr0Srp0
―新入生歓迎会―
悪魔「二回生の悪魔でーす。歌手やってまーす。CDは公式ショップから買ってねー」
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
23: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:08:41.28 ID:DzFr0Srp0
姫「へー、結婚してたんですねー。知らなかったです」
人魚「ああ、えっと、別に隠していたわけじゃなくて、その、あまり吹聴することでもないかなと」
姫友「まあこうして大々的に言ったわけだけども」
24: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:10:22.45 ID:DzFr0Srp0
人魚（まだまだ聞きたいことあるぞー！って言われてカラオケに連行されました。思ったより遅くなっちゃった）
人魚「ただいま帰りましたー」
男「おう、お帰りー」
25: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:11:07.67 ID:DzFr0Srp0
―後日―
人魚「ただいまー」
妹「はい、あーん。お味はどうですか？」
26: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:12:06.06 ID:DzFr0Srp0
【おまけ】
『職場』
男「ただいまー」
27: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:13:28.16 ID:DzFr0Srp0
『友達』
妹「ということなのでさっそく連れてきました」
妹友「わー、招待されちゃったー」
28: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:13:57.06 ID:DzFr0Srp0
『姫様』
人魚「あ、あわわ、姫様のお家にご招待されてしまうだなんて」
姫「そんなに緊張しなくても・・・・・・」
29: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:14:58.27 ID:DzFr0Srp0
姫「では改めて、ようこそ我が家に〜」
姫友「私は隣の部屋にいるから、何かあったら壁ドンしてね」
姫「近所迷惑だからやめましょうね」
30: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:16:19.77 ID:DzFr0Srp0
『巫女』
人魚（なんだか最近肩がこります。なんだか寒気もしますし、風邪でしょうか・・・・・・？）
巫女「・・・・・・ちょっと失礼」
31: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:17:20.76 ID:DzFr0Srp0
人魚「と、いうわけで除霊ポスターです！」
男「それ騙されてないか？」
人魚「騙されてませんよ！ほら、男さんも触ってみてください！」
32: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:18:09.88 ID:DzFr0Srp0
人魚「巫女さん！巫女さん！昨日かったポスターなんですが、妹には効かなくて！」
巫女「それただの風邪じゃない？」
人魚「・・・・・・！？」
33: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/03/04(木) 06:26:37.87 ID:DzFr0Srp0
続きが思いついたので続きました。多分この人魚さんは前期で単位を半分ぐらい落とす。来年あたりに留年の危機で夫に泣きつく。
人魚はポンコツですが描写してないだけで妹もどっこいどっこいです。話が思いついたら書きたい。
人魚さんが新歓に行ってるぐらいの時期にたぶん別の場所で赤い部屋に住んでる隣人がとある男性の下で仕事を教えてもらってる。そんな世界観。
私事ですが大学の卒業が確定しました。必修の単位だけが残ってたので本当にギリギリ・・・・・・卒業できてよかったです。
このご時世の中内定ももらえているので余計にプレッシャーがすごかった。終わり良ければ総て良し。
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