16: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:16:46.78 ID:0I4NW87R0
ありす「……」
奏「へえ、そうなの。ありすちゃんならもう贈り物をしたから、あなたも急いだ方がいいんじゃないかしら?」
文香「え……?」
ありす「……何のことですか」
奏「あら、違ったかしら? ああ、文香からと偽って渡したから、自分からではないと言いたいのね」
ありす「くっ……」
美嘉「……え、どういうこと?」
文香「あの……話が見えないのですが」
奏「ありすちゃんったらあなたを応援したいがあまりに、あなたに内緒であなたからと言って贈り物をしたのよ」
奏「あなたが使っているのと同じシャンプーを」
美嘉「あ、それでか!」
文香「……ありすちゃん、そうなんですか?」
ありす「はい……すみません、勝手をしてしまって」
文香「謝らないでください。驚きはしましたが、怒ってなどいませんから」
ありす「でも……」
文香「ありすちゃんは悪いことなんかしないって、私は知ってますから」ニッコリ
ありす「ふ、文香さん……っ!」
文香「……ところでなぜシャンプーを贈ったのですか? 毎日使う物だから兄さまも困らないでしょうけど、私が使っている物と同じであることには何の意味があるのですか?」
ありす「え、えっと、その……」
文香「あ、なるほど。使い心地が良いから、これを機会に兄さまにも使ってほしかったという説明ができますね。さすがはありすちゃんです」
ありす「そ、その通りです! 智絵里さんや蘭子さんがCPのプロデューサーさんに贈り物をした流れに自然に乗るには、文香さんが普段から使っているシャンプーが適切であると判断したんです」
文香「ふふ。ありすちゃんは賢いですね」
奏「……ふぅん。まあ二人がそういう意図で贈った、ということにしてあげるわ。けど周りはどう思うかしら?」
文香「え?」
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