武内P「私にマーキングしたい?」
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17: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:17:19.19 ID:0I4NW87R0
奏「普段から接点のある年頃の男女が、ある日突然同じシャンプーの匂いがするようになる。自然と勘ぐってしまうじゃない」

文香「……勘ぐる? いったい何をですか?」

奏「二人が一夜を共に明かしたんじゃないか……ってね」

文香「一夜を共に……一夜を共に!?」

文香「そそ、そんな! そんな風に考えるわけが!」

奏「考えちゃうわよ。美嘉ですらね」

美嘉「アタシですらって……」

文香「美嘉さんまで……っ!?」

美嘉「ねえ……アタシってどういう風に思われてんの?」

ありす「悪いようには思われていないので、落ち込まないでください」

美嘉「カリスマギャルなのに……」

ありす「カリスマギャルなら契るではなく、セックスと言ってくださいよ」

美嘉「うぐ」

奏「まあ周りがどう思おうが重要じゃないわ。問題は文香のお兄様ね」

文香「に、兄さまが……?」

奏「だってそうでしょ? 自分を“兄さま”って慕ってくれる妹のような可愛い子が、周りに一夜を共に明かしたと勘違いされかねない物を贈ってきたのよ」

文香「ああ、ありすちゃん?」

奏「これってつまり『私はあなたと男女の関係であると周りに思われたいです』って言っているようなもの、とどのつまり告白よね」

文香「ありすちゃん!?」

ありす「……ええ、まあそういう解釈もできなくはないですね」

文香「だだ、大丈夫ですよねありすちゃん!? ふしだらな女だと、兄さまに思われていませんよね!?」

ありす「大丈夫です文香さん。文香さんが貞淑で聡明な女性であることは、CPのプロデューサーさんはよくご存じです」

文香「貞淑で聡明かはおいておきまして……良かった、兄さまにふしだらだと思われてはこれから先、生きていけません」

ありす「……まあ、でも」

文香「?」

ありす「男性は貞淑な女性が、自分にだけは積極的に求めてくるのが好きらしいですね」

文香「」

美嘉「そうなのっ!?」

奏「ええ、そうよ」

ふみみか『……ッ!!?』


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