483: ◆cUhskXlNTw[saga]
2021/05/10(月) 21:07:53.39 ID:WP7rc6xBo
男「復讐ですか。そういったことをしそうには見えませんが」
本部長「そうか……ま、いい。それで私は独り立ちして、冒険者を始め、莫大な財宝を得た。それを企業経営で何倍にも膨れあがらせ、まさしく大富豪となったのだ」
男「だからこんな部屋なんですね」
484: ◆cUhskXlNTw[saga]
2021/05/10(月) 21:18:57.80 ID:WP7rc6xBo
本部長「ある日、私のもとを犬耳族の代表を語る者が訪れた。私が秩序を乱したから、それを咎めようとしたのだ。当時、私は悪くないと思っていたし……だからと言って、犬耳族を疎んでその反対にいるネコ耳族はあまり得意ではなかった。法は必要だ」
男「はい」
本部長「結局、私を中心に先程述べた三つの勢力が対峙することになった。これは人族の知らない話だ。それで、犬耳族の提案で族長の戦い同士で決着をつけることになった。私も異論はなかったし、私も族長だった。有力者がみな死んだからな」
485: ◆cUhskXlNTw[saga]
2021/05/10(月) 21:23:32.12 ID:WP7rc6xBo
本部長はくるりと再び向き直り、話し続ける
本部長「奴らの厚意で、ウサ耳族は保護対象に指定された。人族からも人気があったので、すんなり行ったよ。そして、この悪趣味な部屋こそ、私の自戒。その象徴なのだ」
486: ◆cUhskXlNTw[saga]
2021/05/10(月) 21:26:10.73 ID:WP7rc6xBo
その後、いつものように夕食が始まった
男は少し考え事をしている様子で、あまり喋らなかった
やる気「考え事っすか?」
487: ◆cUhskXlNTw[saga]
2021/05/10(月) 21:52:19.10 ID:WP7rc6xBo
明日が早いので本日はここまでです
ありがとうございました
488: ◆cUhskXlNTw[saga]
2021/05/11(火) 19:42:42.37 ID:y/dQiJFho
・男
【筋力】70【HP】45【素早さ】139【MP】63【顔面】50【料理】91【中華料理】77【加護】20
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
武器:ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)
防具:タワーシールド
489: ◆cUhskXlNTw[saga]
2021/05/11(火) 19:45:57.62 ID:y/dQiJFho
食事が終わると、彼の肉体にはどっと疲れが立ち込めていた
男「いやぁ、今日はなんだか疲れたな」
490:名無しNIPPER[sage]
2021/05/11(火) 19:46:15.02 ID:qPb/zPMY0
6
491: ◆cUhskXlNTw[saga]
2021/05/11(火) 20:00:32.33 ID:y/dQiJFho
メイドの部屋の前に立ち、ノックをする
すると、三秒も経たないうちにドアが開くのだ
男「早いですね」
492: ◆cUhskXlNTw[saga]
2021/05/11(火) 20:03:26.91 ID:y/dQiJFho
部屋に通されると、やはりお茶が置いてあった。
何もかも完璧すぎて、実は二人いるのではないかと思ってしまう。
男「メイドさん。今日も話をしたいな」
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