小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
1- 20
112: ◆bhlju8wMK6[saga]
2021/11/27(土) 23:20:31.99 ID:DVTuWEAg0

滝谷『そうですぅ! SEの仕事自体は嫌いじゃないけど、あの会社での激務や所長には元々嫌気が差してた。
   そんな中、あそこで仕事を続けられてた一番の理由は、その……色々気の合う小林さんが居たからだ!』ダー!

滝谷『その小林さんが居なくなるなら、強いてあの会社に僕が残る意味は、ほとんど見出せなかった。――だから、辞めようと思ったんだ』

小林『滝谷君…… そこまで私の事……』

滝谷『……ま、残してきた同僚や後輩達には少し悪い気もするけど……』メソラシ

小林『ああ…… 所長の次のパワハラの標的としても、業務量的にもね……』ハハ……

滝谷『だからって、それで辞めるのを思い留まる気はなかったよ。……それでさ、小林さん。提案なんだけど』

小林『ん? 何?』

滝谷『これからはさ…… 二人で仕事、してみないかい? フリーランスのSEとしてさ』スッ(手を差し出す)

小林『!』

滝谷『開業するための手続きや、仕事を取ってくる営業、経理だとか、フリーランスとして働くための諸々の雑務は僕がやるよ。
   小林さんはSEとしての本業務を集中してやってくれればいいからさ』

小林『滝谷君……』

滝谷『勿論、上手く行く保障なんてない。
   今まで会社がやってくれていた諸般の事務を全部自分達でやらなくちゃいけなくなる訳だし、僕自身、そういうノウハウに詳しい訳でもない。
   仕事を上手く取ってこれるかも分からない。最初の数年は苦労ばかりになるだろう』

滝谷『だから、小林さんが他の企業の社員として再就職を目指したいというなら全然反対しないし、喜んで協力もするよ。
   でももし、小林さんが良ければっ――』

小林『滝谷君』

滝谷『!』ハッ

小林『ありがとう、滝谷君。それは、思ってもない程に嬉しい申し出だよ。だけどね――』

滝谷『……そうだよね、やっぱりこんな話……』シュン

小林『――そんなありがたい申し出は、こっちから頼みたいって話だよ!』ガシッ(差し出された手を掴む)

滝谷『え?』ポカン




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
268Res/330.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice