小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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115: ◆bhlju8wMK6[saga]
2021/11/27(土) 23:41:19.51 ID:DVTuWEAg0

トール「……………………」シーン

小林「……? トールちゃん?」ピクッ

トール「……………………」シーッン

滝谷「ん? おーい? トール殿―?」

トール「……………………」シッシーン



トール(………………………………とか)

トール(不当解雇され傷心の小林さんのもとに、自身も退職して駆け付けて。
    それで二人で仕事しようとか? 自分が会社に居たのは君が居たからだとか? パートナーとか何とか?)ゴゴゴ

トール(それって…… それってもう……ッ)ゴゴゴゴゴ

トール(もうっ、ほとんどプロポーズみたいなもんじゃないですかーーーーーーーッ!!)ドカーンッ!!



トール「――――――!!」ドカーンッ!!

滝谷「うわっ、爆発!?」ビクッ

小林「黙ってたトールちゃんの頭から突然煙が! え、何これ大丈夫なの、トールちゃん!?」ワタワタ



トール(――いや――、いや、待て、落ち着け――!
    滝谷さんが小林さんに好意を抱いているのは、初めて出会った時から薄々分かっていた事のはずだ――!)ドドド

トール(それが、単純に隣人としての好意なのか、それとも、その…… オスとメス的な意味……のものなのかは判然としなかったけど……)ドドド

トール(……恐らく本来の世界では、私が小林さんのもとに現れた事もあって、自身は身を引いて、
    あくまで小林さんの良き隣人として徹していた所もあったのでしょう。この男、押しの弱い所ありますし……)ドドド

トール(――しかし、どういう訳か私と小林さんが出会わなかった事になってる今の世界では――
    小林さんが苦境に立たされ、他に手助けできる者がいない状況なら。
    基本的に前に出たがらないこの滝谷が、自ら積極的に動く事も充分考えられ――!)ドドドドド!



トール「……………………!」キュイイイイン!

滝谷「ちょっと! 煙もそうだけど、トール殿の全身から何か高熱が発せられてないでヤンスか!?」ビクビク

小林「ほんとだ! 何かPCの熱暴走時みたいな高音も出てるし! トールちゃん、起きて、起きてーー!」ドタバタ

トール「……………………!!」シュイイイイイン!

小林「えーい、どーせいっちゅうんじゃ〜い!」ヤケクソ



トール(――どーせいっちゅう――?)ピクッ




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