小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
1- 20
142: ◆bhlju8wMK6[saga]
2022/05/24(火) 23:27:06.00 ID:bTM3bRGi0

スタスタ ザッザッ……



???「本当に……生きていたんだな、トール!」ザッ

トール「その声…… エルマ!?」チラッ

エルマ「その通り。私の事、覚えていたか…… 久方振りだな」

トール「エルマ、あなたも来て…… ん?」

ファフニール「………………」ムスッ

トール「え、ファフニールさんも!?」

ファフニール「………………何だ」ギロッ

トール「あ、いえ、あなたも来てくれたんだな、と……」

ファフニール「………………フン」プイッ

トール「ハハ……(ファフニールさんは私の事を忘れていたはずでは……?)」

トール「……えっと、とりあえずこれで全員ですか、ルコアさん?」チラッ

ルコア「いや、後一名…… ファフニール君、あの方は?」

ファフニール「問題ない、すぐ来る」

ルコア「いや、そーじゃなくて。君にはあの方の介助をお願いしてたはずなんだけど〜?」プクー

ファフニール「馬鹿を言え。そこらの凡骨ならまだしも、王種たるモノに介添えなどむしろ礼を失するというものだ」フンッ

ルコア「ふ〜ん……? ……混沌の邪竜を自称する割に、結構お堅いというか、面子や体裁にうるさいよね、君って」

ファフニール「黙れ」ゴゴゴゴゴ

ルコア「……まあ、そうだね。あの方ほどの立場の者に関しては、その意見も一理あるか」

トール「あの方? 王種って一体、誰が――」ピクッ



カツン……カツン……

トール(歩道の方から誰かが、ゆっくり歩いてくる音……)



カツン……カツン……

トール(……? この、馴染みがあるけど思い出し切れない気配は……)



終焉帝「………………」ユラリ…… カツン……カツン……

トール「え―― お父さん!?」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
268Res/330.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice