小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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343: ◆bhlju8wMK6[saga]
2025/09/05(金) 21:09:04.22 ID:F5wXTSaO0

小林「……怪我、治してくれてありがとう。そろそろ立つね……痛つっ」ピクッ

トール「大丈夫ですかっ!? すいません、手の火傷は私達の力では治し切れず……」

ルコア「うん、神剣の力による傷は、僕達ドラゴンの魔力を受け付けにくくてね。時間を掛けて治していくしかなくて……」

小林「大丈夫大丈夫! それでも動かすのに支障ない程度には治ってるからさ」プラプラ

滝谷「そうそう、心配ご無用ですって。ルコアさんもありがとうございました」ヨッコイショ

トール「そうですか? 無理はしないで下さいね……」

小林「あはは、心配性だなあ……」アハハ……

トール「……………………」

小林「……………………」

トール「……………………あの、」

小林「――いや〜、しかし、未だにちょっと信じられないな〜、今回の事」

トール「っ!」

小林「トールちゃんと私が出会ったのって、昨日のお昼頃でしょ? まだ出会って1日しか経ってないのに……。
   起こった出来事が濃密すぎて、何かもう何年も一緒にいる様にも感じるよ」

トール「……はい。昨日も今日も、沢山話しましたね、色々と」

小林「うん。それもドラゴンだとか魔法とか、並行世界とか……。夢みたいな話が次々と出てきて」

小林「……実は全部、本当に夢なんじゃないかって気も――」

エルマ「夢なもんかあっ!!」ガバッ

小林「うわっ!?」

トール「ちょっ、エルマ!? 急に抱き着いて、何――」

エルマ「夢なんかじゃないっ! お前達が出会えた事も、ここまで来れた事も、ここに居る事も、全部! ――夢なんかでたまるかっ!」ヒシッ

トール「……エルマ……」

小林「エルマさん……」




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