小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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371: ◆bhlju8wMK6[saga]
2025/09/05(金) 22:08:47.65 ID:F5wXTSaO0

エルマ「ああっ! ……ところで、今後はどういった感じに作業を進めるご予定で?」

ルコア「うん。トール君の魂は解放され魔法界に還っていったが……、その肉体は今もあの山に遺っている」

ルコア「始める時にも説明したが、ドラゴンはその屍から漏れ出る瘴気ですら周囲の環境に影響を及ぼす。
    彼女の亡骸が1年もの間留まっていた事で、あの一帯の土地はかなり高濃度の魔力汚染がされてしまっていて、
    このままでは周囲の生態系に異常をきたしかねない」

ルコア「その浄化の為に、今日はまず汚染範囲を結界で囲み、それ以上汚染が拡がらない様にすると共に、外部の者が立ち入れない様にした」

エルマ「ああ。一般人や野生動物が入っては危ないし……。それに、その瘴気に目を付けて悪用しようとする不逞の輩がいないとも限らないしな」

ルコア「うん。とは言えここからは地道で大変な作業になるだろう。まずはトール君の亡骸を火葬……、骨まで燃やし切って瘴気の源を断つ」

エルマ「ああ。魔法界に持って帰ろうにもあの巨体のままでは大変だし、
    ドラゴンの骸は魔術の材料として狙われかねないので、妥当な判断だと私も思う」コクリ

ルコア「かなりの火力が必要になるだろう。その際はエルマにも水の力で、周囲への延焼を防いでもらいたいかな」

エルマ「了解した!」

ルコア「その後はひたすら、土地の魔力汚染を僕達の魔力で中和していく。かなり長丁場で根気のいる作業になると思うが……、頼めるかい?」

エルマ「もちろん! な〜に、土地の浄化は調和勢として何度も携わってきた慣れた仕事! 立派に務めてみせるとも!」フンス

ルコア「そうかい。じゃあ、頼りにしているね」フフッ

エルマ「ああ、どんと来いってもので――」グ〜〜〜〜〜ッ(腹の音)

エルマ「あ…………っ」カアーッ

ルコア「……ふふふっ、お疲れ様だね。遅くなったが、何処かで夕食にしようか」

エルマ「は、はいぃ……」テレテレ




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