【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」【安価】
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562:名無しNIPPER[sage]
2021/07/01(木) 21:13:04.50 ID:iDWM8qKkO
このスレ、ゲーム以上に運が絡んでくるから余計に負けられないし、勝ったときの喜びが半端ないな



563:いぬ ◆FaqptSLluw[saga]
2021/07/01(木) 21:39:13.68 ID:6xxdwZzC0
 あれから時間が過ぎて、12月は31日となっていた。
 
 例年は静かな年明けを過ごしていたのだが、今日は違う――。

 こたつに入って紅白を見ていると、ごそごそと何かが動いた。何度も試みられている以上、何をしたいのかはすでに理解していた。
以下略 AAS



564:いぬ ◆FaqptSLluw[sage saga]
2021/07/01(木) 21:41:35.92 ID:6xxdwZzC0
 あれから時間が過ぎて、12月は31日となっていた。
 
 例年は静かな年明けを過ごしていたのだが、今日は違う――。

 こたつに入って紅白を見ていると、ごそごそと何かが動いた。何度も試みられている以上、何をしたいのかはすでに理解していた。
以下略 AAS



565:いぬ ◆FaqptSLluw[sage saga]
2021/07/01(木) 21:43:20.48 ID:6xxdwZzC0
 切り取ったみかんの一切れをマヤノの口に持っていくと、ぱくり、と小さく口を開いて食べる。なんだか雛鳥の餌付けを思い出す光景だ。今の体勢からすると、どちらかというとマヤノは亀っぽく見えるが、それは置いといて。

 みかんを食べ終えたマヤノは、そのまま俺の体を掴んで、よじ登るように足の間にすっぽりと収まった。もぞもぞと僅かに動いて、最も収まりが良い場所に来ると尻尾をぱたり、と俺の太腿にかける。

 マヤノがそうなったら、彼女の頭を撫でる。それがなんとなく、直近のルーティーンになっていた。
以下略 AAS



566:いぬ ◆FaqptSLluw[sage saga]
2021/07/01(木) 22:03:09.32 ID:6xxdwZzC0
「マヤノ」
「ん〜?」
「俺、いつかマヤノとお別れしなきゃいけないかも」
「……。そっか、やっぱりそうなんだね」

以下略 AAS



567:いぬ ◆FaqptSLluw[sage saga]
2021/07/01(木) 22:19:58.42 ID:6xxdwZzC0
「……落ち着いたか」
「うん」
「俺が抱えてたものは、簡単に言えば――"目標を達成しないとループする"という現象だ」
「……そっか。だからトレーナーちゃんは、最初からつらそうな顔をしてたんだね」
「わかってたか」
以下略 AAS



568:いぬ ◆FaqptSLluw[sage saga]
2021/07/01(木) 22:27:52.17 ID:6xxdwZzC0
「トレーナーちゃんは、さ。ずっと後悔してたんだよね。トレーナーちゃんがウマ娘の未来を潰しちゃったって」
「……その通りだ」
「でも、本当にそうなのかな――?」
「……と、言うと?」

以下略 AAS



569:いぬ ◆FaqptSLluw[sage saga]
2021/07/01(木) 22:30:31.05 ID:6xxdwZzC0
「だから、その子たちは――がんばろー、って思ったんじゃないかな」
「――。見捨てられた、とは思わないのか?」
「ううん。だって、一番の味方だよ……? 何か理由があっていなくなったんだ、って思う」


以下略 AAS



570:いぬ ◆FaqptSLluw[sage saga]
2021/07/01(木) 22:35:10.79 ID:6xxdwZzC0
「マヤノ」
「どーしたの、トレーナーちゃん」
「どうしような、俺もう負けたくないんだ」
「……。だったら、答えは簡単だよ」

以下略 AAS



571:いぬ ◆FaqptSLluw[saga]
2021/07/01(木) 22:46:20.70 ID:6xxdwZzC0
トレーナー「年明け早々掛けた言葉、そりゃそうだろうなと思うかもしれないが"あけましておめでとうございます"なんだよな」

トレーナー「考える余地すらなかった。いや、そもそも人付き合いに何か考えを持ち込む方がおかしいのかもしれないが――」

トレーナー「ま、いっか。とにかく正月の過ごし方は……何というか豪華だった」
以下略 AAS



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