【まどマギ】小巻「見滝原中に転入したわ」【安価あり】
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885: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2022/02/05(土) 23:44:59.36 ID:2NzE8kp+0


杏子(引き剥がされないように追ってはいるけど、それが精一杯だ。ぜんっぜん攻撃を浴びせてやれてねぇ)


 ――――小巻よりも先を行っていた仲間たちはまだ地道に攻撃を続けていた。

 とはいえちょっとやそっとでは動きを止めさせることすらできない。一度足を止めて技を繰り出せばむしろこちらの隙を生む。

 足を止めずに攻撃できるマミの銃撃も効果が出ているとは思いづらかった。


 走り続けているだけでも体力は消耗してしまう。


マミ「闇雲に攻撃を続けていても持たないわ。私もそれほど余裕があるわけじゃない…… 大きい攻撃を確実に当てていきましょう」

マミ「相手は宙にいる。浮いているということはどこにも支えがないということよ。その衝撃は間違いなく受けているのだから」


 マミは上空に大砲を作ると、魔女の脚部にあたる部位――上を向いた歯車目掛けて魔力を放つ。

 ワルプルギスを空から地面へと墜とす攻撃だ。この判断は、その巨体の叩きつけられる先にあった街並みがすでに魔女によって荒れ果てさせられていたからできた判断でもあった。


マミ「攻撃の隙を生むことくらいは出来たはずよ」


 そう言って、杏子に目配せをした。


杏子「そうだな。じゃあいくぞっ!」

ゆま「うん!」


 杏子は多節に分けて伸ばしていた槍の柄をもとに戻すと、飛び上がって勢いをつけ、狙った一点目掛けて魔力をほとばしらせた刃を打ち込んだ。

 続いて、別の角度からはゆまも追撃をし掛ける。


 ゆまの武器はハンマー――打撃でありながら、離れた場所にもその威力を及ばせることができる。

 だが、その威力を十分に活かすなら相手に直接打ち込むのが一番だ。


ほむら「……」


 その後に響いた爆発のような音。魔女を追っている時も他とペースを合わせることはなかったが、暁美ほむらは神出鬼没にどこからか現れて目にも止まらぬ攻撃をしていた。

 戦ったことのあるマミにはその絡繰はわかっていた。時間を止めて爆弾か兵器でも撃ち込んだのだろう。




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