【まどマギ】小巻「見滝原中に転入したわ」【安価あり】
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886: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2022/02/06(日) 00:29:33.72 ID:Ga/W2aP30


 全員が全員、非の打ち所のないほどの必殺技を放ったはずだった。

 しかし、魔女はただのひとかけすら傷ついてはいない。動きは止められても、ダメージを負うほどの有効打にはなっていなかったのだ。

 であれば、このままやられ続けているわけもなかった。


マミ「せめてもうちょっとくらい……足止めできていればいいのだけど」


 そもそも、まだ全員が追いつけていない。


小巻「そうね」



 あたしも、やっと追いつけた。マミたちが足止めしてくれてたからだ。

 このチャンスを逃すわけにはいかない。



小巻「あたしがやる! 何をするつもりか知らないけどまだ大人しくしててもらうわ!」


 ワルプルギスの周囲にバリアを張る。さすがにこの質量を覆い尽くすのは、今までのどの魔女とも比べ物にならない。

 それよりも恐ろしいのは、奴が大きいだけじゃなくどの魔女よりも絶大な威力を持った災害を生み出すところだ。


 魔女の口から吹き付けられた炎は誰にも届かず遮られた。にも関わらず魔女は笑ってる。

 次の瞬間には多方面に放射された闇色のエネルギーがバリアに罅を作っていて、そこから無数に生み出された使い魔たちの攻撃で自然と砕け散らされようとしていた。


 でも、そんなのはいい。こっちから攻撃するにはどうせ壊さなくちゃいけないんだから。


小巻「悪いけど誰か使い魔相手してっ! あたしはコイツに一発入れてやらないと気が済まないから!」


 バリアが破られると同時に、斧を両手で構えて突進する。

 使い魔はマミが対処してくれているようだ。それと暁美も。飛び出して出てきたそばから見事に迎撃してくれている。

 これだけ戦力が集まっていれば、本当にやれそうだ。


 一発、重い一撃を叩き込んだ後にもう一度斧を振るおうとして、また不気味な笑い声を聞いた。何か仕掛けてくるつもりなのか。


キリカ「今ここで逃しちゃいけない! なんとかしてみんなで隙を作るんだ!」

マミ「ええ!」



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