安価とコンマで『剣と魔法のRPG』をイチから作る
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484: ◆0UPy0Q6GXwAs[saga]
2021/10/19(火) 23:52:24.90 ID:LmnKaBP6O
それでは始めます。こんな時間だぜ。
・>>469、>>472、>>473を採用。次の孵化判定まで残り385。
・>>468は、ここでは余りに強すぎるのと、キャラ的に魔女の近くにいるのでは、という事で安価下しました。採用はしてます。
グレイス「……あぁ、そっか。なるほどね」
リーフィア「? どうしたの?」
グレイス「いや、ずっと疑問だった事があったのよ。世界ナントカが来てから変な事が毎日あるんだけど、何の意味があるのか分からなくて……」
グレイス「こっちの頭をおかしくしようとしてるのか思ってたんだけど、違うのね。あっちの頭がおかしいんだわ」
ギール「……? どういう事ですか?」
グレイス「そろそろ時間ね……見てれば、いや聞いてれば分かるわ」
『あー! あー! 聞こえますかー!? 今日もやるよー?』
クー「来たよ!」
リリア「来たね!」
それは国内放送だった。至るところにあるスピーカーから、緊張感の無い子供の声が聞こえている。町の雰囲気と全く合っておらず、楽しそうな声なのに不気味だとリーフィアは思った。
『よーし! 今日もいつもの絵を見せるよ! これでおーまじょ様を好きになってね!』
『見よ! おーまじょ様だあ!!』
そして、スピーカーに付属されている電子スクリーンに一枚の絵が映し出される。
リーフィア「……ん?」
それは、一言で言えば、落書きだった。
紫と緑のクレヨンで殴り書きされたようなそれは、いびつな星形をしている。よく見ると星形の一片が丸みを帯びていた。
ライオネル「……これ、もしかして人かな?」
リーフィア「えっ? ……あ、本当だ……」
つまり、これは子供がクレヨンで誰かを描いた物なのだろうか。放送を聞く限り「おーまじょ様」を描いたものという事になる。
リーフィア「おーまじょ様……大魔女様?」
グレイス「そうね。あんた達の話を聞いて合点が行ったわ。これは布教よ。その帝国の魔女さんの魅力をクソガキが広めようとしてるんだわ」
ギール「く、クソガキ……」
グレイス「こんな感じの放送が毎日あるのよ。ほぼ一方的にね」
ライオネル「……これは、思ったよりふざけた団体みたいだね……」
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