奏「CPのプロデューサーさんってチャーミングよね」文香「……ダメですよ」
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6: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/10/16(土) 20:50:42.29 ID:UKU7eEeE0
武内P(――いつからそこにいたのか。入口のドアに背中を預けた速水さんがたたずんでいました)

奏「プロデューサーさんが深刻な顔をしながら、貴方にクラスの男子に思わせぶりな態度をとるなって注意した辺りからね」

未央「こ、これはこれは。恥ずかしいところを見られてしまって恐縮です。ところで聞き捨てならぬコトを未央ちゃんは耳にしましたが?」

奏「ええ。貴方がプロデューサーさんに唾を付けた気になっているようだから、それはどうかしらと言ったわね」

未央「何をおっしゃるはやみん。プロデューサーは私の恋人握りで胸がドキドキで、私以外の男にそんなコトをするなって独占欲まで見せてくれたんだよ」

武内P「そのような事は言ってませんし、見せていません」

奏「唾を付ける……それって誰かのモノにならないようにしつつ、自分がその気になったらすぐに自分のモノにできるようにしておく……そんな感じの意味でしょ?」

未央「まあ多分、そんな意味だよ」

奏「プロデューサーさんは私たちと違って大人だもの。クラスの男子ならともかく、恋人握りしたコトで胸がいっぱいになって、何日たってもあの子のことが頭から離れない……そんなに初心《うぶ》じゃないわ」

未央「た、確かに……っ」

奏「本当に唾を付けたいのなら……文字通り、唾を付けないとね」

武未央『……っ!!?』

奏「やり方がわからないのなら、見せてあげもいいわよ」

未央「プロデューサー! ここは私に任せて逃げて!」

武内P「頼みました本田さん!」

奏「あ……」


ダダダダダダダダダッ


奏「ただの冗談なのに、本気にして逃げるだなんて」

未央「いや、逃げなかったらエラいコトになってたでしょ!? キスまではいかなくても、プロデューサーにしなだれかかるまではする気だったでしょ!?」

奏「ん、まあそのぐらいわね」

未央「こやつは……っ」

奏「あら、プロデューサーさんと恋人握りした人に責められたくはないんだけど?」

未央「あ……まあ、それはその……ね? 知らずにやってたからセーフってコトで」

奏「アウト」

未央「しっかし、そうだよね……あれぐらいじゃプロデューサーに唾つけたことにはなんないよね」

奏「……未央?」

未央「プロデューサーが悪い女に引っかからないためにも、ここはパッションである未央ちゃんが絶対特権を主張すべきでは……?」

奏「未央? みおー?」

未央「ごめん、はやみん! あーちゃんとあかねちんに絶対特権の歌い方を教えてもらわなきゃいけないから、私ちょっと行ってくる!」

奏「あ……」


ダダダダダダダダダッ


奏「……また私何かやっちゃいました?」


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