STEINS;GATE 起点消失のエンドライン
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2021/10/22(金) 22:42:01.68 ID:N8qh+l0B0
 ラジ館に到着し、そのまま俺たちは屋上へ向かうために階段を登った。 
  
 そして、屋上の扉のドアノブに鈴羽は手をかけると、こちらに顔を向けた。 
  
 「オカリンおじさん。」 
  
 「なんだ。バイト戦士よ。」 
  
 今はバイトはしてないけどね、鈴羽はあきれ混じりにそう言った。 
 「先に言っておくけど、さっきも言った通り私はタイムマシンに乗って過去にたどり着いたわけじゃない。 
 私は原因不明の何らかの現象によって突発的にこの時間へと迷い込んでしまった。」 
  
 「それは聞いたが、なぜ今それを言う。」 
  
 「オカリンおじさんにとってはあまり見たくないものが屋上にあるからだよ。」 
  
 「なるほど、そういうことか。」 
  
 鈴羽は頷くと、ドアノブをひねり扉を開いた。 
  
 そのまま屋上を少し歩くと、急に目の前に衛星のような何かが現れた。 
  
 俺はそれを知っている。 
  
 「あんまり驚かないんだね。」 
  
 鈴羽は意外そうに言った。 
  
 「驚いてはいるが、ラジ関に向かっていることが分かった時、うすうすそんな気はしていたんだ。どの世界線でもライムマシンはラジ館に止められていたからな。」 
  
 言い終えると、はぁ、と。俺は深くため息を吐いた 
  
 「まさか、またタイムマシンを見ることになるなんてな。で、鈴羽。お前がこれに乗ってきたわけではないことは分かったが、 
 そうなるとお前はいったいどうやってこれを見つけたんだ?」 
  
  
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