カルネアデス・プリズム(名探偵コナン×竜とそばかすの姫)
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118:探竜唱 ◆2k5pFFm6nI[saga]
2022/09/23(金) 02:29:19.22 ID:k+XYCU8+0

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「何か、焦げ臭くない?」

「ああ、北側の林で焚火が見つかってな。
現在事件との関連を調べている所だ」

行き掛りでついて来た鈴木園子と目暮が言葉を交わしていたのは、
事件現場となった研修室から廊下を移動した先、
北側にある展望研修室だった。
その部屋は、学習、研修様の机椅子他の一式に、
引き戸式の窓とその外のベランダが特徴だった。

「あの窓から逃げた、って事か」

その、途中まで開いた窓を見て世良真純が言う。

「それで、妙なものと言うのは?」

「これだよ」

小五郎の言葉に、鑑識員と言葉を交わしていた目暮が
密封式のビニール袋を見せる。

「粘土?」

「ああ、こんな粘土の団子が室内から幾つも発見されたらしい」

目暮が言い、その視線の先を見ると、
確かに似た様な団子よりやや大きめの粘土玉の入ったビニール袋が
幾つも並んでいた。

「これは、何処で見つかったのですか?」

「それが、ドアや窓、戸棚、
その扉と壁の隙間に押し付けられた状態で張り付けられていました」

小五郎の問いに美和子が応じる。


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