カルネアデス・プリズム(名探偵コナン×竜とそばかすの姫)
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212:探竜唱 ◆2k5pFFm6nI[saga]
2025/06/03(火) 22:36:55.43 ID:a51+AsHv0

「『U』のアカウント数は五十億。ベルは事実上三千万四千万のスタートで
数カ月で二億からの視聴者を呼び寄せた。その数字は今でも微増を続けている。
世界規模の『U』では貨幣価値が全く違う国もあるけど、
例えば、一億が一人頭百円を出したとしても百億円に到達する」

「百億の女、か」

言いながら、コナンはポケットからスマホを取り出した。

「ちょっとごめん。もしもし灰原どうした?ああ、それ、和葉ちゃんのだ。
ほら、こないだ由衣刑事から電話があってこっちで合流した時の。
帰りに探してたから、ちょっと預かっててくれ。すぐこっちで預かるから」

一旦席を立ち、すすすとガラス壁近くに移動していたコナンが、
通話を終えて電話を切る。

「お願い出来るかな?」

安室が言い、コナンがその視線を追ってガラス壁の向こうを見る。
そのままコナンは表に出て、
ドアに掛かっていた準備中の札を引っ繰り返した。

「いらっしゃい」

「あっつー、残暑が厳しいざんしょー。アイスコーヒーちょうだい」

「私も同じものを」

ドアを開けて店内に現れたのは、
店内にいた二人も顔見知りのミニパト交通取締担当女性警察官
宮本由美警部補と三池苗子巡査部長だった。

「コナン君、昨日も西多摩で事件だったって?
それで千葉君が出張出ちゃってるから、
三池がもう夜になると寂しいとか
あっちでハチキン美女と浮気してるんじゃないかとか、もー大変なの」

「もーっ、やですよ先輩。たった一日の出張くらいでそんな、
丸で私が束縛強めのストーカーとかヤンデレとか愛が重過ぎるとか
危ない人みたいにあらぬ誤解を招くじゃないですかオホホホホ」

由美の言葉に、苗子はにこにこ応じてストローを吸う。


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