カルネアデス・プリズム(名探偵コナン×竜とそばかすの姫)
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3:探竜唱 ◆2k5pFFm6nI[saga]
2021/11/10(水) 19:36:56.92 ID:mpYq59rk0

「ロックされてるか?」

「はい」

由衣は言うが速いか、特殊警棒を振り出して助手席側に回った。
その間に、後続車だったタクシーが停車して
中から若い女性と運転手が駆け寄って来る。
由衣が特殊警棒の底を窓に叩き付け、割れた窓から助手席のロックを外した。
由衣はそのまま助手席に入り、運転席のロックも解除する。
タクシー客の女性がライトバンの運転席を開けるのを見て、
由衣はちょっと首を傾げる。
恐らく捜査資料だった筈だがどの顔写真だっただろうかと。

「もしもし、大丈夫ですか?」

運転席に体を入れた女性は、突っ伏した運転手の肩を叩きながら声を掛け、
服に掌を入れて胸、腹を触る。

「運転手さん、救急車を呼んで下さい。ライトバン三十代男性、
口は動いても、胸に触っても動きが感じられないと」

「分かりました」

「もしかして警察の方ですか?」

「ああ、そうだ」

「だったら………」

シートにスマホが置かれた運転席から、二つの公共施設の名前が聞こえた。

「こちらに協力の要請、出来ませんか?」

「何をだ?」


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