勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
1- 20
503:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/28(日) 16:08:58.99 ID:rXZyBWej0
『石板の有る部屋』


ゴソゴソ カリカリ


情報屋「…辻褄が合わない…この壁画は予言じゃ無いわ」

女海賊「これ未来が彫った壁画には間違いないよね?」

情報屋「そうね…ここに書かれて居る人物の画は私達の事…これが魔女…これが盗賊…」

女海賊「これが私かぁ…」サワサワ

情報屋「時の王から聞いた歴史の事実とこの壁画が表す歴史の事実が異なるのよ…」

女海賊「未来が描いた羊皮紙の方…」

情報屋「これは10年後に起きる予言だと思う…地軸の移動…病気の蔓延…世界の滅び」

女海賊「じゃぁこうだね…その予言を知って私達が行動を変えたら?」

情報屋「はっ!!壁画はその当時の予言だった訳ね?…そうならない様に人類が歩んだ結果予言と異なる方向に進んだ…」


ノソノソ


情報屋「魔女!!目を覚ましたのね?もう動いて平気?」

魔女「また立派な壁画を発見したのじゃな…」

女海賊「未来が書き残したんだ」

魔女「そうか…感慨深いのぅ」

リカオン「未来君が絵を書いている時に私も見たんだ…」

情報屋「何か言って居なかった?」

リカオン「大事な記憶を忘れない様に覚書を書いてると」

情報屋「記憶の覚書?…未来君は自分で忘れない様にこの壁画を掘ったと?」

魔女「ふむ…わらわは理解したぞよ?未来はのぅ…記憶がどんどん無くなるのを恐れたのじゃな」


次元を超えるとじゃな…元の次元の記憶が直に無ぅなるんじゃ

すべて忘れてしまう訳では無いじゃろうが

未来の行いで歴史が変わるたびにその記憶も失う

じゃからこの壁画は未来の備忘録じゃな




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
991Res/1502.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice