タツマキ「この私こそが、正義よね」サイタマ「はは。完全にヤベー奴だな」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/24(水) 23:17:03.15 ID:85wXS3rNO
「今夜は満月だったんだな」
「そんなの見ればわかるでしょ」

こんな奴と並んで月を眺めるなんて不愉快で時間の無駄な筈なのに、私はどうしてか飛び去る気になれない。何故だろう。不可解だ。

「お前のおかげだな」
「は?」
「お前が雨雲を吹き飛ばさなかったら俺は今晩満月だって気づけなかったわけだろ」
「そんなこと、どうでもいいでしょ……」

どうでもいいことなのに、何故か嬉しかった。自分の超能力が役に立ったことが誇らしかった。そんな気分になったのはひとえに。

「アンタのおかげよ……」
「は?」
「と、特に意味はないから」

意味なんてない。こんな会話、寝て起きたら忘れる。私はともかく、サイタマはそういう奴だ。私はたぶん、寝る前に思い出すケド。


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