タツマキ「この私こそが、正義よね」サイタマ「はは。完全にヤベー奴だな」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/24(水) 23:23:12.37 ID:85wXS3rNO
「なんなのよ、アイツ……」

彼は今、月に居る。そこで怪人と戦っている。1匹や2匹ではないのだろう。数万、数十万の群れに1人で挑み、蹴散らしているのだ。

「どっちが怪人よ……」

最近、よく思う。S級ランキング2位になってから私はほとんど、敵無しだった。無敵の期間が長くなるにつれて、倒した怪人よりも自分のほうが怪物であると思い知らされて、ヒーローとしての在り方を見失いそうになる。

「でも……私には、フブキが居る」

そんな私を繋ぎ留めているのは最愛の妹であるフブキだった。彼女こそ、私が戦う理由。
私の存在価値。私の存在理由。それなのに。

「アンタは、どうしてそこまで……」

明らかに私よりも強いアンタは、どうして戦うの? 何を理由に、何を根拠に。どうやって、怪人にならずに済んでいるのだろうか。


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