黛真知子「だから論理ロンリー!」古美門研介「……なんのつもりだ?」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/06(日) 02:38:50.15 ID:pJItFeToO
「さて、"後生"」
「はい、"先生"」

古美門研介は前を歩みその足跡を私は辿る。

「君に話さなければならないことがある」
「なんですか、改まって」
「別に大したことはない。先程君が突然読経した際に衝撃を受けた私が心身喪失状態に陥り脱糞してしまったわけだが、どう思う?」
「別に、どうも。ただ汚い"便"護士だなと」
「フハッ!」

また基本的人権を持ち出されては敵わないので素っ気なく断罪すると、悪党が哄笑した。

「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

何故だろう。悔しい。私は負けてしまった。

「ふぅ……私に勝ったと思ったか? 脱糞していただけだ。一度次期惑星探査機はやぶさ2に括り付けられて数年間小惑星を探査してくるといい。少しはマシになるだろう。成層圏で燃え尽きなければねぇえええwwwww」
「私、何がいけなかったんでしょうか……」
「旅人のコートを脱がせたぐらいで勝てると思うな。太陽をやるなら灼熱地獄でパンツに染み付いた下痢便を乾かせ。それぐらいでなければ理想で現実を変えることなど出来やしない。もっともっと強く賢くなれ朝ドラ!」

切なくて、壊れそう。先生の優しさが辛い。

「……私の完敗です」
「ふん。悔しいか?」
「はい。漏らす程に」
「フハッ!」

もっともっとズルく、賢く。狡猾になろう。

「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
「私、汚れちゃいました……」
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

人権とは何か。尊厳とは。正義と悪は何か。

「私を悪に貶めてそんなに愉しいですか?」

悔し紛れに恨み言を口にすると口角を曲げ。

「私を追って漏らしたバカを誇らしく思う」

酷い台詞だ。だけど私はこの人を尊厳する。

「先生はロンリーじゃありませんから」
「論理とは破綻しても成立するものだ」

矛盾する理論は破綻している。それが真実。
多様性と唯一性。善悪。そして正義の結論。
異なる立場だからこそ、その果てが見える。
私たちは神ではない。コンビの"便"護士だ。


【リーガル・トイレハイ】


FIN


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