古泉「なんでしょう、嘘つくのやめてもらっていいですか?」 ハルヒ「……」
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29:名無しNIPPER[saga]
2022/05/22(日) 19:15:54.54 ID:QWBwkeEm0

長門「……」パタン

ハルヒ「おっと、もうこんな時間ね。あれから次の不思議探索会議に白熱しちゃったわ」

キョン「盛り上がってたのはハルヒとそれを肯定する古泉だけだろ」

ハルヒ「帰りましょ帰りましょ! 黄昏時黄昏時! 何か不思議が落っこちてるかも!」

キョン「不思議に対するその安っぽさはなんなんだ。道端に落ちてるゴミと同じ価値観じゃないか」

ハルヒ「みくるちゃん! 着替えるの手伝ったげる! あんたたちは早く外でてなさい!」

朝比奈「じ、自分でできますよぉ!!」

キョン「へいへいっと」バタン

古泉「にしても……今日は随分とご迷惑をおかけしたようで」

キョン「まぁ、仕方ないだろ。ハルヒが原因だしな」

古泉「そういってもらえると助かります。いやぁ不思議な体験でしたよ。ほとんど覚えてはいないのですが」

キョン「結局、あれは誰だったんだろうな? 古泉に似てるようでやっぱり似てないどこかの誰か」

古泉「……そうですね。それは一体―――」

キョン「うお、西日が……ん? 古泉?」

古泉「…………黄昏時」

キョン「あぁ? 確かに日が落ちて夕暮れだが……いや、そう易々と不思議なんてもんは―――」

古泉「―――黄昏時というのは実は当て字で、もとは『誰そ彼時』って言うんですよ。日が暮れて相手の顔が分からないから『あなた誰ですか?』という」

キョン「……おいおいおい、まてまてまて古泉お前」

古泉「で、かはたれ時は『彼は誰時』と言って、こっちは明け方に使うんですよ。意味は同じなんですが」

古泉「そして最近は『かたわれ時』なんて造語もできてもう何が何やら、むしろこっちの方が知名度ある、なんて言う人たちもいて」

キョン「お……お……お前は―――!」

古泉「ですので、そういう人たちに僕言ってあげたいのですよ」











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