【マギレコ】 最後の世代の魔法少女たち
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10: ◆3U.uIqIZZE
2022/07/25(月) 23:36:30.63 ID:/ZKesHprO
「アリナが目指す、ベストアートの完成が目的なのかもしれない。自分以外に魔法少女が
 存在しない時代であれば、誰の妨害なく悲願を成就できると考えたのだろうね」
「混乱のどさくさでアリナを逃したのは痛手だったよ。困ったことになったにゃー……」
「|だからといって、アリナを全く放置するわけにもいかない。
  何か手を打つ必要があるけど、一旦休憩を挟むことを提案する|」

桜子の提案を受け入れた一同は、十五分後に会合を再開した。
各々、思い思いに休憩をとっていたが、灯花は休憩中から何かを考え込んでいた。
会合再開直後、いろはが灯花へ質問を投げる。

「灯花ちゃん、何か方法はあるかな?私たちじゃ何も思いつかなくて……」
「うーん……提案は……あるにはあるんだけど……」

灯花が語る未来を襲う脅威への対策方法は二つ。
一つは鏡の魔女結界に存在する無数の鏡から、目的の時間へ繋がる鏡を見つけ出し、
アリナが事を起こす未来へ渡ること。もう一つは、要員を選定してコールドスリープで
未来へ送ることだった。

「提案しておいてなんだけど、ミラーズを使う方法は、現実味の薄い方法なんだよね」

前者は目的の時間に通じる鏡が、存在することを前提とした方法だった。
だが、これまで未来の時間に繋がる鏡を、発見したという記録はない。
株分けの魔女の性質上、仮に以前に発見していたとしても、鏡を壊せばその記憶自体が消える。
未来に通じる鏡が存在する可能性はあるものの、どの鏡が目的の時間に通じているかは分からない。
それが発見できても、無事に未来へ渡れる保証も、未来から帰れる保証もない。

「それに、ミラーズで未来と現在を行き来できても、それはそれで別の問題があるんだよ」
「どういうこと、灯花ちゃん」


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