31: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/26(火) 20:36:28.23 ID:vGK5oIj1O
 「|灯花、ねむ。計画に名前を付けるのはどう?|」 
 「名前かー。確かに世界の魔女殲滅だとか、未来の脅威対策だとか、一々言うのも億劫だにゃー」 
 「前者の魔女殲滅は国内をW−1計画、海外をW−2計画、後者のコールドスリープはW−3計画、 
  というのを考えてみたよ。思い付き程度だけど、どうかな?」 
 「|私はいいと思う|」 
 「わたくしも、それでいいかな。Wは何の由来?」 
 「W−1とW−2は魔女を意味するウィッチ、W−3は世界の未来を救うという意味で、ワールドから取ってみたんだ」 
 「私も、ねむちゃんの案で賛成だよ」 
 「じゃあ、それで決まりだね。今後はW−1、W−2、W−3で統一。この三つをまとめてW計画と呼ぶことにするよ」 
  
 その後、相談は終盤を迎えて織莉子との会合とは別に、会合の開催が決まった。 
 場所はみかづき荘、出席者は各陣営のリーダーとし、出席不可の場合は代理人が出席。 
 開催日はこれから決定するものとし、W計画を会合の議題とした。 
  
 「これから伝えることは、あくまでも素案だから、変更が加わることを想定しているよ。 
  会合にいきなりで改めて決めてほしいな。草案が作成できるのが理想だけど、 
  たった一日でそこまでいけるとは思えない」 
 「魔法少女とこの世界の運命が決まろうとしてるんだもん。いきなり結論は無理だね」 
 「とにかく、会合が散会したら、どんな案が出たか連絡が欲しい。 
  僕たちが捕まらなかったら、桜子に連絡をしてくれてもいい」 
 「|いろはからの連絡は、いつでも受けられるようにしておく|」 
 「必要になる魔法少女の能力だけど、まだその中の誰にも承諾をもらってないし、 
  交渉はお姉さまにお願いすることになるけど、それでもいいかな?」 
 「あまり広く話を広げると、余計な混乱が起きるかもしれないけど、話をしないことには前に進まないからね」 
 「これが素案だよ。帰る前に目を通してみて。どう交渉するかはお姉さまに任せるね」 
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