式波・アスカ・ラングレー「あれが……ウルトラマン」碇シンジ「エヴァだよ」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2022/08/11(木) 22:31:12.63 ID:1XahXAgcO
「あれが……ウルトラマン」
「エヴァだよ」

赤城リツコ博士に案内されて決戦兵器が安置されているゲージに着くや否やアスカはウルトラマンと口にした。すかさず訂正するも。

「どこに目つけてんのよ! どこからどう見てもウルトラマンでしょうが!」
「そもそもウルトラマンってなにさ」
「ウルトラマンはウルトラマンよ!」

説明になってない。本当にエリートなのだろうか。協調性も無さそうだし。と、シンジが不安になっていると前触れもなくアスカは。

「何ぼさっとしてんのよ七光り。乗るわよ」
「え? ダ、ダメだよ! そんな勝手に!」
「そろそろ使徒が来る気がするのよね」

なんだそれは。混乱するシンジであったが。

「大変です赤城博士! 大気圏に突入する大質量物体を感知! 降着予測地点はここ、第3新東京市です!」

駆け込んできた伊吹マヤが禍威獣襲来を報告。

「噂をすれば、ね。ミサト」
「ええ、備えあれば憂いなし。私の好きな言葉よ」
「初耳だけど」
「というわけでアスカ、シンジくん。エヴァーに乗ってちょっち禍威獣をやっつけてきてくんない?」
「ええっ!? こんなタイミングよく!?」
「だから言ったでしょ! 行くわよ七光り!」
「ま、まだ心の準備が……!」
「いいから来なさい!」

駄々を捏ねるシンジの首根っこを掴んでアスカが引きずっていく様子を尻目に、ミサトは室長に連絡を取り、最終確認をしていた。

「構いませんね、碇室長」
「ああ。夕飯を作って待っている」

子煩悩な父親の発言に緩みそうになる頬を引き締めて、ミサトは「頑張って」と呟いた。


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