シンエヴァ もう一つの終わり ver1.12
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2022/10/10(月) 23:31:39.55 ID:R3+wBdbD0
シンジ「で、でも……変だな……」

マリ「え?」

シンジ「だって……こんなに海が近いのに……」

マリ「あー、そっか。君にはわかんないよね」

怪訝な顔でマリを見上げるシンジ

マリ「ここはね、セカンドインパクトが起こらなかった世界なんだよ」

シンジ「セカンドインパクトが……起こらなかった?」

マリ「もっとも、見ての通り、まだ作りかけだけどねー」

シンジ「作りかけ?」

 少し後悔したような表情のマリ

 頭をかく

マリ「ま、いっか」

 眼鏡をなおすマリ

シンジ「!」

 驚いて傍らを振り返るシンジ

 いつの間にかシンジの横にマリが立っている

 第一中学校の屋上で遭遇した時の制服姿に戻っている

 スカートのほこりを払う仕草

 シンジも14歳の姿、ワイシャツに学生ズボン姿に戻っている

マリ「私は、落とし前をつけなきゃいけないんだよ。私がやったことの」

シンジ「落とし前……って……」

マリ「私のせいなんだよ。全部」

 苦し気な表情をシンジに向けるマリ

マリ「セカンドインパクト」

 眉をひそめるシンジ

マリ「話せば長くなるけどね……まあ、この際だし」

 道路わきのボラードに腰掛けるマリ



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