180: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/06(日) 14:28:32.32 ID:waqA86PW0
  
 ■Chapter009 『決戦! ダリアジム!』 【SIDE Yu】 
  
  
  
  
  
 花丸「ウールー、行くずら」 
  「メェェーー」 
  
 侑「出てきて! ワシボン!」 
  「ワシャ、ワシャッ!!!!」 
  
  
 こちらの1番手はワシボン。対する花丸さんは、ウールーを繰り出してくる。 
  
  
 リナ『ウールー ひつじポケモン 高さ:0.6m 重さ:6.0kg 
    パーマの かかった 体毛は 高い クッション性が ある 
    崖から 落ちても へっちゃら。 ただし 毛が 伸びすぎると 
    動けなくなる。 体毛で 織られた 布は 驚くほど 丈夫。』 
  
 侑「先手必勝! ワシボン! “ダブルウイング”!!」 
  「ワッシャァッ!!!!」 
  
  
 ワシボンが飛翔し、ウールーに飛び掛かる。 
  
 開幕、肉薄しての翼による二連撃……!! 
  
  
  「メェー」 
  
  
 素早いワシボンの動きに対応出来ないのか、無抵抗なウールーに──バスッ、バスッ!! と音を立てながら、攻撃を直撃させる。 
  
  
 侑「よし! 決まっ……た……?」 
  
  「メェー」 
  
  
 しかし、攻撃が直撃したはずのウールーは涼しい顔をしている。 
  
  
 侑「な……!? 効いてない!?」 
  
  「ワシャッ!!?」 
  
 花丸「ウールー、“ずつき”」 
  「メェーーー」 
  
  「ワシャボッ!!!?」 
  
  
 攻撃を耐え、そのままお返しと言わんばかりに“ずつき”をかましてくる。 
  
  
 侑「ワシボン!?」 
  「ワ、ワシャァッ」 
  
  
 さすがに、一発でやられるほどヤワじゃない。ワシボンは仰け反りながらも羽ばたいて、体勢を立て直す。 
  
  
 リナ『侑さん! ウールーの特性は“もふもふ”! 直接攻撃は半減されちゃうよ!』 || >ᆷ< || 
  
 侑「! な、なるほど……」 
  
  
 あの体毛のせいで攻撃が通りにくいんだ……! なら……。 
  
  
 侑「ワシボン、“つめとぎ”!!」 
  「ワシャシャシャッ!!!!」 
  
  
 フィールドに降りて、床に爪を立てながら研ぎ始める。 
  
 そして、そのまま──地面を力強く蹴って、飛び出す。 
  
1002Res/2130.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
書[5]
板[3] 1-[1] l20