181: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/06(日) 14:29:25.75 ID:waqA86PW0
  
 侑「翼でダメなら、今度は爪で……!!」 
  
  「ワッシャボッ!!!!」 
  
 侑「“ブレイククロー”!!」 
  
  「ワッシャッ!!!!」 
  
  
 研ぎ澄まされた鋭い足爪でウールーに切りかかる。 
  
  
  「メ、メェェェーー!!?」 
  
 侑「! よし! 効いてる!!」 
  
  
 ウールーは“ブレイククロー”に引き裂かれて、羊毛をまき散らしながら、フィールド上をテンテンと転がっていく。 
  
  
 花丸「ん……“ブレイククロー”で防御力が下がっちゃったね」 
  「メェーー…」 
  
 侑「たたみ掛けるよ!! 同じ場所を狙って!!」 
  
  「ワッシャッ!!!!」 
  
  
 ワシボンが間髪入れずに飛び掛かる。先ほどと同じように“ブレイククロー”を振り下ろす。今度はさっき引き裂いた毛の部分……致命傷は避けられないはず……!! 
  
 ──と、思ったのに、 
  
 ──ボフッ。 
  
  
  「ワシャッ!!!?」 
  
 侑「なっ!!?」 
  
  
 ワシボンの攻撃は受け止められてしまった。気付いたら、先ほど刈り取ったはずの羊毛が元に戻っている。 
  
  
 花丸「“ずつき”!」 
  「メェェェーーー!!!!」 
  
  「ワッシャボッ!!!!?」 
  
  
 再び炸裂する“ずつき”を食らって、ワシボンが吹き飛ばされ、地面を転がる。 
  
  
 侑「ワ、ワシボン! 頑張って!」 
  「ワ、ワシャ……!!」 
  
  
 ワシボンはどうにか起き上がるものの……。 
  
  
 侑「な、なんかさっきより強くなってない……!?」 
  
  
 さっき“ずつき”を受けたときは、もう少し余裕があると思ったのに……!? 
  
  
 リナ『ゆ、侑さん! 大変!』 || ? ᆷ ! || 
  
 侑「え、何!?」 
  
 リナ『ワシボンの防御力が下がってる!』 || ? ᆷ ! || 
  
 侑「え!?」 
  
  
 ウールーが防御力を下げてくるような技使ってた……!? 
  
  
 リナ『それだけじゃない! ウールーの防御力、元に戻ってる……』 || > _ <𝅝|| 
  
 侑「な……」 
  
  
 さっき、確かに“ブレイククロー”で防御力を下げたはずなのに……なんで……!? 
  
1002Res/2130.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
書[5]
板[3] 1-[1] l20