186: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/06(日) 14:38:39.67 ID:waqA86PW0
  
  「カ、カビ……」 
  
 侑「よし、効いてる!! カビゴンも肉弾戦のポケモンだから、この作戦で──」 
  
 花丸「ふふ、侑ちゃん。思い込みは良くないずらよ」 
  
 侑「え……?」 
  
 花丸「カビゴン! “かえんほうしゃ”!!」 
  「カーーービィーーーーー!!!!!!」 
  
  
 カビゴンが急に灼熱の炎を噴き出した。 
  
  
 侑「嘘!?」 
  「ブ、ブィィ!!!?」 
  
  
 イーブイは驚きながらも、どうにか“かえんほうしゃ”を紙一重で回避する。 
  
  
 侑「ほのお技なんて使えるの!?」 
  
 花丸「“ハイドロポンプ”!!」 
  
 侑「!?」 
  
  「カーーービーーーーー!!!!!」 
  
  「ブ、ブィィィ!!!!?」 
  
  
 今度は大量の水がカビゴンの口から発射される。 
  
 度重なる予想外の攻撃に、今度は回避しきれず、イーブイに激しい水流が直撃し、吹っ飛ばされる。 
  
  
  「ブ、ブイ……」 
 侑「イーブイ!? 大丈夫!?」 
  
  「ブ、イ……」 
  
 リナ『だ、ダメージが大きい……このままじゃ』 || >ᆷ< || 
  
  
 イーブイはどうにか、よろよろと立ち上がるものの、リナちゃんの言うとおり受けたダメージが大きい。 
  
  
 花丸「ポケモンバトルは知識が大事ずら」 
  
 侑「……?」 
  
 花丸「もし、侑ちゃんがカビゴンの覚える技がわかっていれば、対応が出来たかもしれない」 
  
 侑「そ、それは……」 
  
 花丸「このジム戦は最初から最後まで、知恵試しなんだよ」 
  
  
 花丸さんがスッと手を上にあげると──急に上の方から光が差し込んでくる。 
  
 どうやら、この部屋の上の方にある窓から日の光が差し込んで来ているようだ。 
  
  
 花丸「この技は……何かわかるかな?」 
  
  
 ──空から差し込んできた光が……カビゴンに集まってる……? 
  
  
 侑「……っ! ……イーブイ、“でんこうせっか”!!」 
  「ブィィィ!!!!」 
  
  
 その場からイーブイが全力で飛び出す──と、同時に今の今までイーブイがいた場所に光線が降り注ぎ、床を焼く。 
  
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