189: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/06(日) 14:42:19.42 ID:waqA86PW0
  
 トドメの“相棒わざ”を無防備な頭部に叩きこむ。 
  
  
  「カビィィィ!!!?」 
 花丸「か、カビゴン!?」 
  
  
 大技の直撃により、カビゴンは吹っ飛ばされ、後ろに向かって転がりまくったのち、 
  
  
  「カ、ビィィィ……」 
  
  
 戦闘不能になり、大人しくなったのだった。 
  
  
 花丸「やられたずら……」 
  
 侑「……イーブイ!」 
  「ブィ!!!!」 
  
  
 名前を呼ぶと、イーブイが私の胸に飛び込んでくる、 
  
  
 侑「ありがとう!! 勝てたよ、私たち!」 
  「ブイブイッ!!!」 
  
  
 二人で喜びを分かち合っていると、 
  
  
 歩夢「侑ちゃん……!」 
  
  
 歩夢も駆け寄ってくる。 
  
  
 歩夢「侑ちゃん! すごかった! かっこよかったよ……!」 
  
 侑「うん!」 
  
 リナ『侑さん、すごい……私、もう絶対ダメだと思った』 || > _ <𝅝|| 
  
 侑「あはは、イーブイのガッツのお陰でどうにか勝てたよ!」 
  「ブイッ!!」 
  
 リナ『最後まで諦めない心……すごく、勉強になった。リナちゃんボード「じーん」』 || 𝅝• _ •  || 
  
  
 仲間たちが労ってくれる中、 
  
  
 花丸「まさか、“相棒わざ”を覚えてるなんて……」 
  
  
 カビゴンをボールに戻した花丸さんも、会話に加わってくる。 
  
  
 侑「えっと、わかってたというか……花丸さんってノーマルタイプのエキスパートですよね?」 
  
 花丸「うん、見てのとおりノーマルタイプのジムリーダーずら」 
  
 侑「だから、同じノーマルタイプのイーブイの技もひととおりバレちゃってるかなって……。だからもし、意表を突くなら“相棒わざ”しかない! って……」 
  
 花丸「“れいとうパンチ”を待たれてたってことだね……」 
  
 侑「“れいとうパンチ”というか、こおり技ですけど……ほのお、みず、くさタイプといろいろ使って来てたので、こおり技もあるかもって!」 
  
 花丸「動きを止めるために選んだ“れいとうパンチ”が裏目に出たずらぁ……うぅん、そうじゃなくても“じたばた”はちゃんと意識しておくべきだったね……。焦って、頭から抜けちゃってたずら……まだまだ、修行が足りないね」 
  
  
 花丸さんは、自嘲気味に笑って、肩を竦めた。 
  
  
 花丸「……その知識と、勇気と、実力を認め、侑ちゃんをダリアジム公認トレーナーと認定します。この“スマイルバッジ”を受け取って欲しいずら」 
  
 侑「……はい!」 
  
  
 花丸さんから、丸い笑顔のマークのバッジを手渡される。 
  
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