240: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/09(水) 11:34:22.69 ID:hVp6cgNM0
  
 愛「やるじゃん、サスケ!!」 
  
  「シャーーボッ!!!」 
  
 愛「お陰で距離は十分詰められた! リーシャン! もう一発いくよ!」 
  「リシャァーー!!!」 
  
 歩夢「サスケ! 戻っておいで!」 
  
  「シャボッ!!!」 
  
  
 リーシャンの攻撃態勢を確認して、すぐさま声を掛けてを呼び戻すと、サスケは地中に潜って私の方に戻ってくる。 
  
 ──これで、リーシャンの攻撃には巻き込まれない……。と、思った矢先、 
  
  
 侑「歩夢!! 右っ!!」 
  
 歩夢「え!?」 
  
  
 サスケに意識が向いていて、反応が遅れた。 
  
 咄嗟に右を向くと眼前に迫るラクライが“ワイルドボルト”を身に纏って飛び込んできている。 
  
 間に合わない──そう思った瞬間、 
  
  
  「バニ、バニッ!!!」 
  
  「ギャゥッ!!?」 
  
  
 ヒバニーが飛び上がり、“にどげり”でラクライを撃退してくれる。 
  
  
 歩夢「! ヒバニー!」 
  「バニッ!!」 
  
 侑「あ、焦った……」 
  
 歩夢「ごめん、ありがとう! ヒバニー! 侑ちゃん!」 
  「バニッ!!」 
  
 侑「うぅん、歩夢が無事でよかったよ……」 
  
  
 安堵する侑ちゃん、そして── 
  
  
 愛「“ハイパーボイス”!!」 
  「リシャァァァーーー!!!!!」 
  
  
 リーシャンが一気に前方のラクライたちを蹴散らす。 
  
  
 リナ『みんな、そろそろラクライたちの縄張りを抜ける! あともう少し、頑張って!』 || >ᆷ< || 
  
 愛「よっしゃぁ! “ラストスパート”! このまま、“ラストスパっと”終わらせるぞ! なんつって!」 
  
 侑「く、ぷくく……!!」 
  
 歩夢「ダジャレを挟まないでぇ!!」 
  
  
 全員でラクライを迎撃しながら、前進を続ける。 
  
 すると──視界の先にラクライが目に見えて少ない平原が見えてくる。 
  
  
 侑「! 縄張りから抜ける!」 
  
 愛「よっしゃ!! 最後のダッシュだよ!」 
  
 歩夢「うん!」 
  
  
 みんなで一気に駆け抜けるため、最後の加速をする。 
  
 そのとき突然、急に全身の毛が逆立つのを感じた。 
  
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