466: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/20(日) 17:11:16.38 ID:uk513V0l0
恐らくかすみちゃんが持久戦を選んできた理由は──
侑「ジュプトルは相性的に有効打が少ないからだよね……!」
かすみ「ギクッ」
積極的な撃ち合いを避けるんだったら、私にも考えがある。
侑「ワシボン!! “エアスラッシュ”!!」
「ワシャシャッ!!!」
ワシボンが風の刃を連続で放つ。
かすみ「あーもう!! “れんぞくぎり”!!」
「プトルルルッ!!!!」
一方で、ジュプトルはそれを的確に斬撃で相殺してくる。
──でも、それでいい。
「ワッシャァッ!!!」
「プトォルッ!!?」
かすみ「!? 突っ込んで来たぁ!?」
“エアスラッシュ”は目くらましだ。
撃った“エアスラッシュ”を追いかけるようにして、飛び込んでいったワシボンはそのまま、
「ワシャッ!!!」
猛禽の爪でガッチリとジュプトルの両肩を掴む。
侑「そのまま飛ぶよ! “フリーフォール”!!」
「ワシャァッ!!!!」
「ジュ、ジュプト!!!」
ジュプトルは、ジタバタともがくが、ガッチリとホールドされている上に、空中に運び出されて自由が効かない。
さらに空に持ち上げてしまえば、“グラスフィールド”による回復の効果もなくなる。
かすみ「そ、それで回復を封じたつもりですか! まだ“やどりぎのタネ”があるもん!」
──確かにかすみちゃんの言うとおり、これは時間稼ぎであって根本的な解決にはなっていない。
“フリーフォール”だって、いつまでも持ち上げ続けているわけにはいかない。
だけど、“フリーフォール”は防御のためだけの技というわけではない。これはあくまで攻撃技だ。
ぐんぐん上空へと上昇したあと──
「ワシャッ!!」
ワシボンは食いこませた爪をパッと放す。
「プ、プトォッ!!」
もちろん、ここまでは相手も予想済みだろう。
かすみ「ジュプトルーーーー!!! 受け身取ってーーーー!! 受け身ーーー!!」
「プ、プトォッ!!!!!」
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