470: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/20(日) 17:15:47.77 ID:uk513V0l0
かすみ「ま、“まひ”しちゃったってことですか!? な、なんてことを……!」
“まひ”してしまえば、こっちのものだ。
侑「“すくすくボンバー”!!」
「ブーーィッ!!!!」
イーブイが尻尾をブンと振ると、種子が飛び散り、それが地面に埋まって── 一気に巨大な蔦状の樹が成長し始める。
そして、蔦から巨大なタネがゾロアに向かって複数落下する。
かすみ「な、な、なんですかー!? それー!?」
「ガ、ガゥゥ…」
麻痺して、満足に動けないゾロアは、予想外の攻撃を防げず、
「ガゥゥゥッ!!!」
降ってきたタネの直撃を受けて、地面を転がった。
「ガ、ガゥゥゥ…」
そして、力なくその場に倒れ込んだ。
リナ『ゾロア、戦闘不能。侑さんの勝利』 || > ◡ < ||
かすみ「そ、そんなぁ……。補助技に集中しすぎましたぁ……。……というか、なんですかさっきの技ぁ……っ……」
侑「えっと、“相棒わざ”って言う特別な技なんだけど……」
「ブイ」
かすみ「そんなの聞いてませんよぉ……! ずるいですぅ……っ……」
侑「あーえーっと……」
かすみちゃんが涙目で詰め寄ってくる。
確かに初見殺しなところはあったかもしれないけど……。
しずく「でも、負けは負けだよ、かすみさん」
かすみ「しず子までぇ……」
歩夢「侑ちゃん、やったね!」
侑「うん。ありがとう、歩夢」
戦闘が終わって、歩夢としずくちゃんもこちらに寄ってくる。
しずく「それでは、最初に決めたとおり、ニャスパーは侑先輩が連れていくということでいいですね?」
かすみ「そんなぁ〜……」
侑「……そういえば、そうだった」
バトルに夢中で忘れてた……。
侑「ニャスパー、それでもいい?」
最後に、歩夢が抱きかかえたままのニャスパーに訊ねてみるも、
「ニャァ」
侑「……相変わらず何考えてるか、わからないね……」
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