481: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/21(月) 15:06:14.37 ID:1bK8AB/x0
かすみ「ぐ、ぬぬ……防御はそんなに高くなさそうだから、押し切れると思ったのに……」
凛「その程度のスピードじゃ、簡単に見切れちゃうよ」
かすみ「むむむ……」
凛「それに、“ローキック”で素早さが下がった上に、“はっけい”には相手の筋肉を痺れさせる効果のある技にゃ。これでもうジュプトルは、スピードでコジョフーには追い付けないよ」
「コジョッ!!」
かすみ「……っ」
凛「さぁ、トドメだよ! コジョフー!!」
「コジョッ!!!」
コジョフーが床を蹴りながら、拳を構えて飛び掛かってくる。
「プトル…ッ」
肉薄するコジョフー、構えた拳が当たる瞬間──ジュプトルの姿が突然掻き消えた。
「コジョッ!!!?」
凛「にゃ!?」
驚きの声をあげる、りん子先輩とコジョフー。
かすみ「ニッシッシ……誰がもうコジョフーに追い付けないんですか〜?」
「──プトルッ!!!!」
気付けば、コジョフーの背後に回ったジュプトルが刃を振るう、
凛「こ、“こらえる”!!」
「コジョッ!!!」
間一髪で振り向き、腕で攻撃を防ぐ。
かすみ「やりますね! でも、何度も堪えられませんよ!」
「プトルッ!!!」
再び、掻き消えるジュプトル。
かすみ「さぁ、追いつけますか!! かすみんのジュプトルに!!」
凛「な、なんで、こんなスピードが……!? と、とりあえずコジョフー!! 一旦フィールドの中央まで、逃げ──」
かすみ「遅いです!! “アクロバット”!!」
「プトォーーールッ!!!!」
高速機動でフィールド内を縦横無尽に跳ね回っていたジュプトルは、狙いを定めて、コジョフーに尻尾を振り下ろした。
「コジョォッ!!!?」
余りに速すぎるジュプトルの攻撃に対応しきれず、コジョフーはあえなく戦闘不能となりました。
かすみ「ナイス、ジュプトル!」
「プトルッ!!」
凛「……戻って、コジョフー」
「コ、コジョ…──」
りん子先輩がコジョフーをボールに戻す。
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