489: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/21(月) 15:13:46.76 ID:1bK8AB/x0
仲間たちと勝利の余韻を味わっていると──
凛「さて……それじゃ、次は侑ちゃん? それとも、歩夢ちゃんかな?」
りん子先輩が、こちらにやってきて、そう問いかけて来た。
歩夢「あ……えっと……」
迷う素振りを見せる歩夢先輩。そんな歩夢先輩に、
侑「──歩夢、どうしたい?」
侑先輩がそう訊ねた。その顔は──すごくすごく優しい表情だった。
🎀 🎀 🎀
歩夢「侑ちゃん……?」
侑「歩夢は、どうしたい?」
歩夢「私は……」
侑ちゃんがすごく優しい口調と表情でそう問いかけてくれる。
歩夢「……私は──ちゃんとやり直したい」
あのとき、うまく出来なかったことを、出来ないまま、終わりにしたくない。私の答えを聞くと、
侑「うん! 歩夢なら、きっとそう言うと思ってたよ!」
侑ちゃんはニッコリと笑って、そう返す。
侑「凛さん、ジム戦についてなんですけど」
凛「?」
歩夢「……凛さんと花陽さんの二人とマルチバトルでやらせてもらえませんか」
凛「……!」
凛さんは私たちの提案を聞くと、少し驚いたような顔をしたけど、
凛「そうだね、再戦が違う形だと歩夢ちゃんも侑ちゃんもすっきりしないもんね!」
すぐに納得してくれたようで、笑顔で頷いてくれた。
凛「でも、かよちんにも予定があるから、それだとすぐには出来ないから……後日ってことになるけど、いい?」
歩夢「はい!」
侑「もちろんです!」
凛「ありがとにゃ! それじゃ、かよちんがこっちに来られる日に都合がついたら、二人に連絡するよ!」
歩夢「ありがとうございます! よろしくお願いします!」
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