507: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/23(水) 12:30:31.42 ID:O3G9ZVHQ0
🎹 🎹 🎹
──あの後、海辺の旅館に宿を取って、腰を落ち着けた。
侑「はぁ〜……おいしかった〜♪」
「ブイブイ♪」
晩御飯に出てきた海の幸を堪能出来て、幸せな気分。
侑「しかも、この後は温泉〜♪」
リナ『侑さん、ご機嫌だね』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「ご飯もおいしいし、温泉にも入れるって言われたら、そりゃご機嫌にもなるよ〜! イーブイたちも温泉でゆっくりしようね!」
「ブイ♪」「ワシャー♪」
侑「ニャスパーもだよ」
「ニャァ?」
侑「温泉、お風呂。わかるかな?」
「ニャァ」
説明してみるものの、ニャスパーは興味なさげに自分のモンスターボールで遊び始める。……まあいっか、ニャスパーがマイペースなのは、いつものことだし。
侑「ライボルトは……」
「…ライ」
部屋の隅で、身を伏せて目を瞑っている。温泉には興味なさそう……。
ライボルトはなんというか……孤高というか、あんまりスキンシップを取りたがらないんだよね……。
侑「ま、いっか……」
お風呂の準備をしようとしていると、
歩夢「よいしょ……」
何故か歩夢が、上着を羽織っていることに気付く。
侑「歩夢? 外に行くの?」
歩夢「あ、うん。ちょっと、お散歩しようかなって思って」
侑「もう暗いよ?」
歩夢「近くを歩くだけだから、大丈夫だよ」
侑「私も付いていこうか……?」
歩夢「……ちょっと一人でお散歩したい気分なんだ。大丈夫、すぐに戻ってくるから」
侑「そう……? 何かあったらすぐに連絡するんだよ?」
歩夢「うん、わかった」
歩夢は頷くと手を振りながら、部屋を出ていく。
リナ『歩夢さん、どうしたんだろう?』 || ? _ ? ||
侑「わかんない……」
ただ、歩夢が一人になりたいと言うなら、止めるのも違う気がするし……。
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