562: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/26(土) 11:50:51.52 ID:K66c2REr0
爆裂したタネに驚いたホルードの耳は、思わずジュプトルを放す。
勢いはあったため、ぶん投げられこそしたものの、
「プ、プトルッ」
そこは自慢の身のこなしで華麗に着地する。
かすみ「セ、セーフ……」
花陽「咄嗟の防御に“タネばくだん”を使うなんて……!」
素早さで攪乱出来ると思ってたけど……そこは、さすがジムリーダー。一筋縄では行きませんね……。
遠距離技で一旦様子を見ようとしていた矢先、
花陽「“マッドショット”!」
「ホールーッ!!!!」
ホルードは泥の塊を複数飛ばしてくる。
かすみ「“リーフブレード”で斬り払って!」
「プトルッ!!!」
泥の塊を的確に斬り落としての防御。
多少、捌ききれずにぶつかりますが、こっちはくさタイプ。じめんタイプの攻撃ではそんなにダメージは通りません!
花陽「なら……!」
「ホルッ!!!」
急にホルードが自分の耳を土に突っ込むと、耳を突き立てた部分が赤みを帯びる。
花陽「“ねっさのだいち”!」
「ホルーーッ!!!」
そして、耳を使ってその土をひっくり返すように、こっちに向かって投げつけてくる。
「プトル…ッ」
かすみ「あ、あちち!? あついですぅ!?」
熱された土は、水分を失ったからなのか、砂になってジュプトルを襲う。
その熱量はかなりのもので、離れた場所から指示しているはずのかすみんのところにも熱気が届いてきている。
かすみ「ジュプトル、“やけど”しなかった!?」
「プトルッ!!」
どうやら、状態異常は免れたらしい。ラッキーです……!
ただ、熱にひるんだかすみんたちに、かよ子先輩は畳みかけるように攻撃を続ける、
花陽「“でんこうせっか”!」
「ホルッ!!!」
かすみ「いっ!? “ファストガード”!?」
「プ、プトルッ!!!!」
のろのろだと思っていたホルードが急に、猛スピードで突っ込んでくる。
咄嗟に、ガードをするけど──あまりに強力なスピードとかすみんの指示が相手よりワンテンポ遅れていたためか、完全に防ぎきれず、
「ジュプトォッ…!!!」
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