侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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563: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/26(土) 11:52:36.43 ID:K66c2REr0

またしても、吹っ飛ばされる。


かすみ「受け身とって!!」
 「プトルッ!!!」

かすみ「よし! いい子ですよ、ジュプトル!」
 「ジュプトッ!!!」


攻撃を受けてもどうにか受け身で威力を殺している。身のこなしの軽さが活きているけど……。


かすみ「あの破壊力……どこかで攻撃が直撃したら……」


恐らく直撃は食らったら終わり……!

どうにか、攻撃を直撃させられる前に策を練らないとと思うのに、


花陽「“メガトンパンチ”!!」
 「ホルッ!!」

かすみ「ぴきゃぁぁぁ!? 逃げて逃げて!?」
 「プ、プトォル!!!」


かよ子先輩は攻撃の手を緩めない。


花陽「──“とっしん”!!」
 「ホル!!!」

花陽「──“アイアンヘッド”!!」
 「ホーールッ!!!!」

花陽「──“10まんばりき”!!」
 「ホルーーーー!!!!!」


畳みかけられる近接攻撃。とにかく回避に専念させて、逃げ回らせる。

それでも、ホルードはしつこくジュプトルを追い回しながら、攻撃をしまくってくる。


かすみ「当たったら終わり、当たったら終わり……!」
 「プトル…ッ」


が、避けながら後退をしすぎたのか──気付けば壁際に追い込まれていました。

いや、


かすみ「も、もしかして、誘導されてた〜!?」
 「プ、プトルッ…!!!」


あんな無茶苦茶に技を振りまくってるように見えて、少しずつジムの角の方に追い込まれていた。


花陽「これで、逃げ場はないよ! “ばかぢから”!!」
 「ホーーーールーーー!!!!!」


壁に追い詰められたジュプトルに向かって、耳を大きく引きながら、殴りかかってくるホルード。


かすみ「っ……! 飛び越えて! “アクロバット”!!」
 「ジュプトォル!!!!」


咄嗟の指示。飛び出したジュプトルは、ホルードの頭に手を突きながら、身を捻って、耳と耳の間をすり抜けながら飛び越える。


花陽「!」


かよ子先輩が驚いて息を呑むのが聞こえた。そして、その直後──ドゴォッ!! と大きな音を立てながら、ホルードの攻撃はジムの壁に炸裂する。


かすみ「……ひ、ひいぃぃ! か、壁に穴が……!」



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