68: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/19(月) 00:37:21.46 ID:c3b0uZJF0
  
  ■Intermission🎀 
  
  
  
 ──私が果林さんに付いていった直後のこと……。 
  
  
 果林「──さぁ、こっちよ歩夢」 
  
 歩夢「……」 
  
  
 空間にあいた穴を潜ると──通路のような場所に出る。 
  
  
 果林「あと、そのアーボ。ボールに戻してくれるかしら? 敵意むき出しで怖いわ」 
  
  「シャーー…!!!」 
  
 歩夢「……ごめんね、サスケ。ボールに入ってて」 
  「シャーボ──」 
  
  
 私はサスケをボールに戻す。……果林さんだったら私に抵抗されたところで、どうにでも出来る気がするけど……。 
  
  
 果林「良い子ね。それじゃ、行きましょう」 
  
 歩夢「……はい」 
  
  
 果林さんの後ろに付いて歩き、突き当りに着くと──目の前の壁がプシューと音を立てながら、自動でスライドする。 
  
 どうやら、ドアだったようだ。……まるで、SFの世界で見るような自動ドア。 
  
  
 果林「入って」 
  
 歩夢「……」 
  
  
 促されるまま、部屋に入ると── 
  
  
 歩夢「何……ここ……?」 
  
  
 大きな椅子が3つ、その前にはそれぞれキーボード……のような入力装置が並んでいる。 
  
 そして、何より……前面に大きな窓があって──その先には、宇宙空間のようなものが広がっていた。 
  
 まるで……宇宙船の船内のような場所だ。 
  
 そして、そこには、 
  
  
 愛「姫乃っち、留守番ありがとね! 代わるよ」 
  
 姫乃「留守を守るのは不本意でしたが……愛さんのリーシャンの方が“テレポート”の精度が高いので……」 
  
  
 愛ちゃんと……初めて見る黒髪の女の子。 
  
  
 しずく「あの、果林さん……♡ 早く、フェローチェを……♡」 
  
 果林「ふふ、後でね」 
  
 しずく「はい……♡」 
  
  
 相変わらず、様子のおかしいしずくちゃん。 
  
 そして、 
  
  
 千歌「…………」 
  
 せつ菜「…………」 
  
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