佐々木「僕はキミに安心感を与える置物じゃない」キョン「そんなつもりは……」
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2023/01/07(土) 23:13:41.14 ID:l/iL5hNWO
「ふぅ……さて、帰るか」
「おんぶしたまま?」
「ああ、すまん。今、下ろす」

背中から下ろした佐々木の頬に手を伸ばし。

「実は塾の時からしたかったんだよ」
「したかったって。おしっこのこと?」
「いや、ほっぺにキスをだな……」
「へ、へえ……それは知らなかった」

そう白状すると、目を丸くして頬を染めて。

「僕はこういう性格だから自分の願望を素直に口にすることは難しい。何故ならば、それがキミにとって望ましくないのではないかと考えてしまうからだ。なのでキミが自分から申し出てくれたなら僕もついつい期待してしまう。キョン、今からでも遅くはないよ?」

時既に遅しという言葉はきっと正しくない。
起こり得ない未来とはそもそも存在しておらず可能性はゼロである。今の状況とは違う。

「いや、より良い未来にとっておくさ」
「やれやれ……なに言ってんのさ、もぅ」

それはお互いにとって望む未来だろうから。


【佐々木とキョンの期待】


FIN


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